東京パラリンピックに向けた第一号 【シッティングバレーボールの国際審判員・山道律人の場合】


シッティングバレーボールのクラブチーム日本一を決める日本選手権大会。
東京パラリンピックを目指す選手や健常プレーヤーが白熱したプレーを見せたこの大会で、日本人初の国際審判員がコートに立った。


国際審判員、山道律人。シッティングバレーボールの国際統括機関であるワールドパラバレーの認定資格を持つレフェリーがいなかった日本において、彼の資格取得は悲願だったといえる。

「この競技には、スパイクやブロックを行う時に、お尻を床から浮かせてはならないという特別なルールがあります。だからお尻が床から離れているかどうかを見ながら、ボールハンドリングやタッチネットなどの他の反則を見なければならないんです。視野を広く持たなければならないのが、レフェリーの難しいところですね」

もともと日本バレーボール協会の審判員だった。普段は、英語教師として中学校に勤務。2年ほど前から地元・八戸のチームに関わるようになり、パラリンピック出場経験のある選手たちにすすめられて国際審判員を目指すようになった。現在は、日本代表チームの強化合宿などに参加しながら、競技への理解を深めているところだ。

そんな山道さんにとっての”i enjoy !”とは何だろうか。

「(一般の)6人制バレーボールと同じで、選手のプレーを一番近くで見られること。選手の息づかい、声のかけ方とかすべてを感じられるのがレフェリーの醍醐味です。これから海外の試合などで研鑽を積んで、2020年に向けて、いえ2020年に限らず、この競技に貢献していければと思っています」

text by Asuka Senaga
photo by X-1

  • Share on Facebook
  • Share on Twitter
  • Share on Google+