子どもたちも、オリンピアンも、SMAPも。【車椅子バスケットボールの伝道師・根木慎志の場合】


2000年シドニーパラリンピックで車椅子バスケットボール日本代表のキャプテンを務めた根木慎志氏は、
約25年前から車椅子バスケットボールの楽しさを伝える活動をしている。


年間100校を超える小・中学校を回り、講演活動を続ける。ただ話すだけではなく、実際にプレーを見せ、一緒にやってみることで、子どもたちの表情は一変する。
その対象は、子どもたちだけにとどまらない。全国各地の普及イベントで、多くのオリンピアンと一緒に車椅子バスケットボールを体験し、その奥深さを伝えている。ボクシングの村田諒太選手、バレーボルの大林素子さん、陸上の朝原宣治さんも競技用車いすに乗ってくれた。

SMAPが応援に駆けつけた「パラ駅伝 in TOKYO 2015」では、木村拓哉さんと草彅剛さんに体験してもらった。
「選手たちのスゴいプレーはどうしたら生まれるのか?」
木村さんは、熱心に質問を投げかけてきた。「車いすを上半身だけで操作しながら、こうやってドリブルするんです」とお手本を見せながら解説する根木氏。すぐにコツをつかんだ木村さんは何度もシュートを決め、実に楽しそうにプレーしていた。

パラ駅伝もフィナーレを迎えると、木村さんはこう話した。
「車椅子バスケットボールを体験してみて学んだのは、駅伝を走っているランナーやパラアスリートたちが身体の使える部分を最大限に使っているということ。今後、僕自身も使える身体を最大限に使っていろんなものを皆さんに伝えていきたいと思います。参加したからこそわかることがありました」
車椅子バスケットボールを一緒にすることで感じてくれたことがある。木村さんの言葉を聞いて、根木氏は「いろんな垣根を越えて多くの人にバスケを楽しんでもらうこと」こそが、自分にとっての”i enjoy !”だと改めて確認した。

text by Asuka Senaga
photo by PARASAPO



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