選手と一緒に成長する。それが私の"i enjoy !" 【車いすテニスコーチ丸山弘道の場合】


テニスは孤独の極限を乗り越えてこそ真の勝者
選手とコーチのゆるぎない固い絆で、世界の頂へ


テニスプレーヤーは「孤独だ」とよくいわれる。
それは車いすテニスも同様で、コーチといえども、試合中に指示を与えたり、選手と会話を交わしたりするのはNGだ。コーチは観客席で試合を見守り、選手はたったひとりで、技術と体力だけでなく、頭脳も精神力もフル回転で勝利を目指す。

だからこそ、普段のトレーニングで自己を律する強さを教えてくれるコーチの存在が欠かせない。

「それは私にとっても同じ。彼らは私を成長させてくれる存在なんです」
そう話すのは、世界トップ選手の国枝慎吾と三木拓也を指導する丸山弘道コーチだ。

パラアスリートは、たとえ足の自由が効かなくても、残りの機能をどう生かすかを常に追求している。丸山コーチは「私は慎吾や三木から、あるものでどうベストを尽くすかを学びました」と語り、またそれが自身をコーチとして、人間としてビルドアップさせてくれているのだという。

「正直、“楽しいこと”はひとつもない。でも、選手とコーチが“ともに成長する”。それが私の”i enjoy ! ” です」

text by Miharu Araki
photo by X-1

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