2016.05.05

【パラサポNews】[NO LIMITS SPECIAL GINZA&TOKYO]パラアスリートが銀座の路上で一流のプレーを披露!

5月2日、東京・銀座の銀座中央通りにて、パラリンピック競技の魅力を発信するイベント「NO LIMITS SPECIAL GINZA&TOKYO」(東京都主催)が華やかに行われた。


会場となったのは銀座のメインストリート

イベントが開催されたのは、ゴールデンウィークの谷間の平日。銀座一丁目交差点付近を交通止めにして設けられたメインコート付近には、周辺のオフィスに勤めるスーツ姿の人たちやショッピング客、観光客ら約2万2000人が集まった。

オープニングセレモニーでは、トップバッターとして、車いすダンスチーム「ジェネシス オ ブ エンターテイメント」が登場。障がいのある人とない人がペアを組み、アップテンポの曲に合わせ、くるくるとターンを繰り返す華麗なダンスを披露。一気にギャラリーを引きつけた後、進行役のフリーアナウンサー久保純子さんへとバトンタッチ。



久保さんに紹介され、来賓とともに登壇した舛添要一都知事は、「2020年、東京は、世界で初めて、2度目のパラリンピックを開催する都市となります。パラリンピックの成功なくしてオリンピックの成功はありません。パラリンピック会場を満席にするためにも、まずはこのイベントでパラリンピック競技の魅力を感じてください」と挨拶を行った。

世界トップレベルの車いすテニスを堪能


上地が巧みな車いす操作を見せた

オープニングセレモニーの後、この日のメインイベントである車いすテニスとウィルチェアーラグビーのトップアスリートによるデモンストレーションが行われた。

まずは、車いすテニスから、男子はロンドンパラリンピック金メダリストの国枝慎吾と、アテネ・北京パラリンピック男子ダブルスのメダリストである斎田悟司が、女子は2014年に史上最年少で年間グランドスラムを達成した上地結衣がそれぞれ登場。
国枝が「実は3週間前に肘を手術したのでデモンストレーションはできません」と話すと、沿道のギャラリーから「えー」と残念そうな声。改めて“世界の国枝”のプレーへの関心の高さを感じさせたが、ラケットは持たずとも、競技用車いすで、特設コートを動き回って見せた国枝に、会場から歓声が沸いた。


車いすテニスのプレーを間近で体感してもらおうと、斎田と上地がラリーを披露。力を加減しながらのプレーながらも、わざと難しいコースに打ち返すなど、一流アスリートらしい負けん気が垣間見えるプレーが随所に見られて、ギャラリーも大いに盛り上がる。

「いかにも簡単そうにラリーを続けていますが、チェアワークやボールコントロールなど、プレーの一つひとつが神業なんですよ」を元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんが解説。実際、杉山さんと、スペシャルサポーターで陸上・十種競技の元日本チャンピオンの武井壮さんが車いすテニスを体験してみたものの、ボールを打ち返すので精いっぱい。「こんなにできないんだと、自分で自分にびっくりです」(杉山)、「楽しいですね! 車いすを動かす練習を半年ぐらい積んでから、もう一度勝負を挑みたい」(武井)と感想を交わした。

最後に、今年の目標を尋ねられ、「リオパラリンピックに出場し、いい結果を残せるよう頑張ります」(上地)。「リオパラリンピックで金メダル、4年後の東京パラリンピックで4連覇を目指します」(国枝)と力強く誓った。

ラグビーW杯日本代表が
ウィルチェアーのタックルを体感!

続いて、ウィルチェアーラグビー日本代表候補から、今井友明、山口貴久、池透暢、そしてエースの池崎大輔が、さらに、ラグビー日本代表の山田章仁と引退を表明したばかりの廣瀬俊朗さんが登壇。

「ウィルチェアーラグビーは、車いす競技の中で唯一、車いす同士がぶつかり合うことを許されている競技なんです。普段そんなことしたら叱られちゃいますけどね」との池崎の解説に、ギャラリーから笑いが起きる。

激しいタックルは、ウィルチェアーラグビーの花形プレーのひとつ。その迫力を体感してもらおうと、山田と廣瀬を相手に実演することに。「怖い」と及び腰の2人に、4人の選手たちが次々と、正面からタックルを繰り出した。
「予想以上にすごい。(昨年のW杯で対戦した)南アフリカの選手より怖いですよ」(山田)、「ホンマに怖いですね」(廣瀬)と、その迫力に圧倒された様子だった。

最後に「リオオリンピックでは7人制の日本代表を目指しています。お互いにメダルを目指してがんばりましょう」(山田)と応援エールが送られると、ウィルチェアーラグビー選手からも、「リオパラリンピックでは、金メダルに挑戦します。いい結果をお伝えできるよう、チーム一丸となってがんばります」(池崎)と、改めて世界一に向けての決意を語り、ギャラリーから温かい拍手が送られた。


タックルを受けるラグビーの山田選手


ラグビー日本代表からウィルチェアーの選手たちにエール


このほか、会場には、陸上競技、パワーリフティング、5人制(ブラインド)サッカー、ボッチャ、車椅子バスケットボールなどの展示・体験コーナーも設けられ、各競技の選手たちが、訪れた人たちに直接、競技の魅力を伝えた。

そして、今年9月にブラジルのリオデジャネイロでオリンピック・パラリンピックが開催される。チームJAPANが活躍し、パラリンピック出場選手の帰国後、オリンピアンとともに、この銀座でパレードをする時を楽しみに待ちたい。その時は、もっと多くのギャラリーがパラアスリートに注目するだろう。

text & photo by Parasapo
  • Share on Facebook
  • Share on Twitter
  • Share on Google+