2016.08.26

【パラリンピックNews】[みんなのTokyo2020 4Years to GO!!]東京2020まで、あと4年? もう4年? 都庁広場などで記念イベント開催

2020年東京パラリンピック大会の開幕までちょうど4年となった8月25日、同大会への機運の盛り上げを目的にしたカウントダウンイベント「みんなのTokyo2020 4Years to GO!!」が東京都庁前の広場で開催された。

「パラリンピックを成功させてこそ、2020年大会の成功と言える」


子どもたちがエンブレムづくりに挑戦

主催者挨拶に立った小池百合子東京都知事は、「パラリンピックを成功させてこそ、2020年大会が成功したと胸を張って言うことができる」と強調。また、「(9月7日に開幕する)リオ大会は、障がいのある人がそれを乗り越えアスリートとして輝く姿を目の当たりできる絶好の機会。リオ大会を通じて、パラリンピックにはオリンピック競技にはない奥深さや面白さがあることに気づき、応援したい競技や選手を見つけてファンになっていただき、20年大会まで応援し続けてほしい」と、呼びかけた。



メインイベントは、東京パラリンピックの巨大なエンブレムづくりで、都内の小中学生ら約100人に混じり、大会エンブレムを制作したアーティスト、野老朝雄氏や走り幅跳びで3大会パラリンピックに出場した谷真海、リオパラリンピックにカヌーで出場する、瀬立モニカも参加した。

組市松模様をモチーフにした大会エンブレムはオリンピック、パラリンピックとも同じ3種類の四角形が15個ずつ、合わせて45ピースの組み合わせで構成されている。この仕組みを利用して、オリンピックのエンブレムからパラリンピックへとパーツを動かしてつくり替えるというもので、野老氏がエンブレムに込めた「多様性と調和」というメッセージを感じながら、「違いを認め、つながり合う」ことを体感するイベントとなった。

大江戸線の22駅で、22競技の迫力や選手の躍動感を伝える展示

また、この日から、都営地下鉄大江戸線の駅構内でパラリンピック競技や選手の魅力を紹介する特別展、「NO LIMITS SPECIAL 大江戸ステーションスタジアム(東京都主催)」もスタートした。LEDパネルやプロジェクションマッピング、立体展示などを使い、「東京2020」で実施される全22競技の迫力や選手の躍動感が表現され、同線の22駅で展示される。

例えば、都庁駅地下1階コンコースでは「総合展示」として全22競技のパネル展示があり、月島駅では視覚障がい者の球技「ゴールボール」の様子がマネキンを使った立体展示で紹介されている。展示は9月21日(水)まで行われ、同時に各企画展示を周遊するスタンプラリーも実施されている。

東京都はパラリンピック競技の理解促進や2020年東京大会に向けた気運の醸成を目的に、2015年から都内各所で東京都パラリンピック体験プログラム「NO LIMITS CHALLENGE」を展開中で、今回の企画展示はその特別版となる。

なお、事業の名称、「NO LIMITS CHALLENGE」は、パラアスリートの無限の可能性を表現した言葉「失われたものを数えるな、残された機能を最大限に活かせ」を表現した「NO LIMITS」と、参加型イベントであることを想起させる「CHALLENGE」という2つの言葉に由来する。

特別展のオープニングセレモニーで、日本パラリンピック委員会の山脇康委員長は、「(2020年)パラリンックの成功が最も分かりやすく実感できるのは、会場を埋め尽くしたパラリンピックファンの大声援のなか、アスリートが躍動すること。今はまだパラリンピックを知っていても、実際に競技を見たことがある人は5%未満。できるだけ多くの人に競技と選手の魅力を伝え、認知度を向上させることが大会成功のカギ。このイベントはこの課題解決に直結するすばらしい事業」と歓迎した。

東京大会開幕まで、あと4年。いや、もう4年しかないという見方もある。「会場満員化」の目標達成に向けたカウントダウンの始まりでもある。


展示ブースでパラリンピアンの谷らが小池知事に競技を紹介した


大江戸ステーションスタジアムのオープンセレモニー


text&photos by Kyoko Hoshino,Parasapo