陸上競技

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陸上競技

オリンピックと同様にパラリンピックでも連日多くの観客を集める陸上競技。車いす、義足、視覚障がい、知的障がいなど、さまざまな障がいのある選手が出場するため、選手は障がいの種類や程度によって区分され、クラスごとに順位を競う。「レーサー」と呼ばれる競技用車いすやカーボンファイバー製の義足、バランスを取るための義手など、障がいの特性に合わせた用具を使いこなすアスリートたちにもぜひ注目を。

『超人』土田和歌子選手(リオ日本代表)
2月28日リオデジャネイロ2016パラリンピック出場権をかけた東京マラソン2016へ出場! 冬季・夏季パラリンピック金メダリストが目指す場所とは。
選手と二人三脚で走る『ガイドランナー』
視覚障がいの選手の中でも、T11(全盲など)とT 12(重度弱視)クラスの選手は、「目の代わり」となるガイドランナーとともに競技することが認められている。選手はガイドランナーから口頭で指示を受けることができ、選手とガイドランナーは肘をつかむか、ロープを使って競技を行う。さらに5000m以上のレースではガイドランナーは2人まで認められており、レース中1回だけ交代ができる。「ここまでお疲れ様」「ここからがんばって」。ロープを持ち替える瞬間だけ、選手と2人のガイドがロープを介してつながる。“3人のチーム”に注目するのもまた面白い。
フィールド競技の個性豊かな『コンビネーション』
T/F11・12(視覚障がい)の選手は、跳躍種目では助走のスタート位置まで誘導し、走る方向を伝える「ガイド」と、試技の最中などに音響や声によって踏切位置などを教える「コーラー」も伴える。ひとりで「ガイド」と「コーラー」を兼務も可。一方、投てき種目では「ガイド」が必ず「コーラー」役も務めねばならない。ガイドやコーラーは言葉や手拍子などで指示するが、審判を邪魔したり、危険でない限り、立つ位置や音声の出し方は自由だ。日々の練習でつくりあげたオリジナリティあふれる多様なコンビネーションも見どころのひとつ。ただし、指示が選手に届くよう、観客は静粛に。
進化する『“板バネ”義足』
下肢に障がいがあり、立位で競技するクラスのトラック種目では義足を必ず付けなければならず、スポーツ用の最新義足を用いる選手が圧倒的だ。義足には、主にカーボン繊維製の板を曲げた足部が付いており、地面からの反発力を推進力に変えてスピードを得ることから、“板バネ”義足とも呼ばれている。言わずもがな、筋力を高めて義足を上手に使いこなす競技テクニックも重要な要素。さらに、義足の足裏部分にスパイクピンを打つことも可能だ。市販のスパイクシューズの靴底をはがし、義足に貼り付けて自作する選手が多いが、最近は取り外し可能なスパイクソールも市販されるなど、義足用のパーツも進化している。
パラ陸上でしか見られない『こん棒投げ』
握力がなくて細いやりが握れないなど、障がいの重い選手のために考案された投てき種目がある。ボウリングのピンに似た木製の棒(底の部分は金属製)を使用して行う「こん棒投げ」だ。投てきサークルに固定された車いすや台に座り、こん棒をどちらか片方の手で握ってから投げるのが条件だが、投げ方は着地エリアの方向を向いて投げてもよく、後ろ向きの姿勢で頭上越しに投げてもよい。特に障がいの重いF31、32(脳性まひ)やF51(切断・機能障がい)など車いすで競技するクラスなど出場できる選手は限られている。
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