D&Iの推進、障がい者雇用促進など、具体的な取り組みにつなげるための学習機会を提供
パラリンピックやパラスポーツへの理解促進と啓発に加え、社員一人ひとりが共生社会の実現のために行動し、ダイバーシティ&インクルージョンの推進・障がい者雇用等への取り組みにつなげていくためには、当事者視点を学ぶ必要があると考えたことから開催を決めました。当社はこれまでに東京・大阪の拠点でもグループ社員向けの研修として「あすチャレ!Academy」を開催、各会場で大変好評を得ており、これまでに3会場でのべ300名以上が学んでいます。
パラリンピックの魅力を知るとともに社会の課題にも理解を深め、ひとりひとりが一歩を踏み出すきっかけに
講師であるパラ・パワーリフティング山本恵理選手のポジティブでチャレンジングな姿勢、何事も楽しむ”I Enjoy”の精神は、会場全体を元気にし説得力を高める非常にパワーのあるものでした。クイズや動画視聴も交えた参加型のセミナーを通じ、楽しくパラリンピックの奥深さ、パラアスリートの逞しさ、国内インフラのバリアフリーの現状や課題について学ぶことができ、パラリンピックやインクルージョンへの関心も大いに高まったと感じています。当事者視点でのお話を伺ったことで、社員一人ひとりが、本当の障害とは何か、日頃の生活や業務を通じて何ができるのかを考え、一歩を踏み出すためのきっかけとすることができました。
参加者の声
●共生社会について考えたことはなく、障がい者を理解しているようでできていなかったと思う。近くに困っている方がいたら、選択肢が選べるように一度声をかけたい。
●日常的な選択肢を増やしていただく仕組みづくりなど、ソリューション提案には常に多面的な視点が不可欠である点を再認識しました。
●パラリンピックやパラスポーツの意義や面白さにふれ東京大会がとても楽しみになりました。
●障がい者と健常者が協力しあう姿を見て、感動しました。同じゴールを目指す仲間として取り組んでいきたいです。
開催担当者の声
中部社 企画部
山本 恵 様
参加者への事後アンケートによると、「共生社会実現の必要性を頭では理解していても、一歩の踏み出し方がわからずに行動できなかった」という声が多かったです。今回のセミナーを通じて当事者の生の声を聞くことができ、『選択肢を増やす』という具体的な関わり方に気付けたことで、前向きに取り組む意欲が非常に高まったと感じられました。「あすチャレ!Acedemy」への参加を契機に、ひとりひとりが共生社会を実現するための当事者であるという認識を新たに持ってもらうことができましたので、参加者の「あすチャレ!宣言」が継続していくよう、今後も積極的に活動に取り組んでいきたいと考えています。