2020オリパラ開催地として、非常勤も含む市職員全体で「あすチャレ!Academy」を受講
伊豆市は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会自転車競技(トラック・レース/マウンテンバイク)の開催地です。開催地として、東京2020大会の基本コンセプトの1つ『多様性と調和(ダイバーシティ&インクルージョン)』を、まずは伊豆市職員が理解し、各部署での業務・市民への対応に反映させ、伊豆市全体が共生社会を育めるようなきっかけとしたいと思い、実施しました。正職員だけでなく臨時・非常勤職員を含めた全職員を受講対象とし、全5回にわたり全体の約70%に相当する322人が受講しました。
行政として共生社会実現のために今何をすべきか、職員1人1人が考えるきっかけに
ソウル1988パラリンピック陸上競技金メダリストである永尾さんが、自らの体験をもとに元気に明るく、そして力強く話してくださったことで、「パラリンピックには社会を変える力がある」というメッセージを感じることができました。行政として、バリアフリー対策についてはハード整備に目が行きがちですが、『ハードは変えられなくてもハートは今から変えられる』という言葉で、まずは今何をすべきなのか、それぞれの職員が自分の置かれている立場の中で考えることができたと思います。
参加者の声
●障がいのある方が普段どのように感じているのかを知ることができました。今後の業務に役立てたいです。
●まずは、声掛けから。一歩踏み出す勇気を持ちたいです。
●相手の立場に立って接し、相手の気持ちに寄り添い、相手の立場に立って接したいです。
●障がいのある方に対する自分のバリアを取り払い、同じ1人の人としてコミュニケーションを取りたいです。
●パラリンピックを実際に見たいです。また、パラスポーツのルールを詳しく知り、パラスポーツをやってみたいです。
開催担当者の声
伊豆市産業部東京オリンピック・パラリンピック推進課
渡邊 麻友 様
実際に車椅子に乗っている永尾さんに講師を務めていただき、自ら感じる違和感や気持ちを伝えてくださったことで、『配慮はするけど遠慮はしない』ということの大切さに気付かされました。また、会場がエレベーターのない2階だったため、どのように移動していただけば良いのかを身をもって教えていただきました。貴重なお話と体験を、誠にありがとうございました。東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技(トラック・レース/マウンテンバイク)の開催地として、伊豆市がどのような方も心地よく過ごせる心温かいまちになっていけるようにしたいです。