所属・役職・年代問わず様々な社員が参加
中外製薬グループでは「共生社会」の実現に向けて、障がい者雇用を推進しています。そのため、共に働く社員一人ひとりが「障がい」や「共生社会」に関心を持ち、理解を深めていく必要があると考えておりました。そのような中で、現役パラアスリートの講師から直接お話を聞ける研修があるとの紹介を受けて、楽しみながら学べる機会ではないかと思い依頼させていただきました。
経営陣や社員が共にダイバーシティ&インクルージョンについて考える機会として毎年開催している「中外ダイバーシティDAYS」の期間に、誰でも参加可能なワークショップとして開催し、様々な所属・役職・年代の社員が参加しました。
障がい者のリアル・世界観を体感・共感し、明日への行動につながる気づきに
講師のお話や元気あふれる様子から、親しみを感じた参加者も多く、障がいに対して必要以上に心配することなく、普通に接すれば良いと感じたようです。
また、オンラインの特性を活かした「音だけの世界」や「音の無い世界」の体験は心に響き、不安や孤独感など、聴覚や視覚に障がいがある方が感じているであろうことの片鱗を、体感として理解することができました。その上で具体的な声掛け・誘導方法についても教えていただき、多くの参加者が明日から困っている人に声をかけようと思える、実践につながるアドバイスをいただけました。
Academyの皆さんから元気をもらい、参加者が皆イキイキとした笑顔で楽しく学んでいる様子がとても印象的でした。
参加者の声
・パラアスリートの方が実体験に基づいて話していただいたので、障がい者の方の受け止め方等が良くわかりました。障がいがある方に対してバリアーを作っているのは、自分の方だということが気が付きました。
・健常者にも違いがあるので、障がい者だからだと違いを感じすぎなくて良い
・たった90分で非常に多くのことを学べるので、この活動をぜひ続けて頂き、これからも多くの方にご案内して頂ければと思います。
・白杖をお持ちの方へのお声がけの仕方が分からなかったので、知れて良かったです。
・この講演で学んだことは障がい有無関係なくdiversityを理解する上で大切なことでした。
・これまで障がい者の話を聞く機会がなく、漫然と障がい者はこんなふうに考えているのかな?と勝手に想像していたが、その自分の勝手な思い込みそのものがバリアになっていたことに気づいた。
・共生社会 やろうと思えば何でもできるなと思いました。
開催担当者の声
人事部ダイバーシティ推進室
稲村 節子 様
「あすチャレ!Academy」は参加者から大変好評でした。障がいがある方から直接お話を聞くことで、よりリアルに感じ、素直に受け止められたのだと思います。
また、テンポよく明るい雰囲気づくりをしていただいたことで講師の方に親近感を抱き、各々が不安から心の中に作ってしまっていた、障がい者の方々と接することに対する心理的ハードルを下げることができたと感じています。
この研修では障がいに関することだけでなく、ダイバーシティ&インクルージョンとして大切なことを実感を持って学ぶことが出来、楽しく、多くの気づきや学びが得られるプログラムでした。ありがとうございました。