主に管理職、間接業務職、客室乗務員、グランドスタッフ等フロントラインでアクセシビリティ向上に取り組んでいる社員を対象に
JALグループでは、2014年にトップコミットメントとして「ダイバーシティ宣言」を発信して以来、誰もが生き生きと活躍できる会社を作るとともに、すべてのお客さまのアクセシビリティ向上に取り組んでいます。すべてのお客さまに旅を楽しんでいただきたいという思いをお客さまへお届けするため、これまでアクセシビリティ研修等の様々な機会をとおして、全社員が「合理的配慮」や「心のバリアフリー」を理解し、実践するきっかけとなる取り組みを実施してきました。今回は、「合理的配慮」についてさらに理解を深めることを目的に、2016年から協賛させていただいている公益財団法人日本財団パラスポーツサポートセンター様主催のもと、「あすチャレ!Academy~合理的配慮編~」を開催いただきました。
今回は、主に管理職を中心とした間接業務職や、客室乗務員やグランドスタッフを含めたフロントラインでアクセシビリティ向上に取り組んでいる社員を対象に、アクセシビリティ研修の一環として開催いたしました。
オンラインと対面のハイブリッド形式で世界各地の社員同士の意見交換が実現
”選択肢”という言葉をキーワードに、「障がい」や「合理的配慮」のみならず、共生社会について考えることができる有意義な研修でした。また、山本講師には航空機利用時の体験談もお話いただき、新たなお客さまの獲得につながる考え方や気づきを得ることができました。
今回はハイブリッド形式で開催いただきましたが、対面とオンラインの壁を感じることなく世界各地の社員が同時に意見交換ができ、オンライン参加者からは「対面で受講しているようで、あっという間の時間だった」と複数の感想が寄せられました。ハイブリッド形式で依頼させていただくのは初めてでしたが、事前の打ち合わせから機材準備まで事務局の皆さまに手厚くサポートいただき、非常にスムーズに実施することができました。
参加者の声
・「お金がなくても出来るバリアフリー」はある、「あなたが誰かの選択肢になる」という視点が目から鱗でした。そして、それは障がいがある、ないに関わらず、相互の関係性である点も新たな気づきでした。大げさなことではなくても人としてのやさしさ、何か出来ることはないか、という気持ちを持てば、目の前で困っている方の選択肢になれると思いました。
・心に残る、温かい交流の場で感激しました!障がいの有無に関わらず、誰もが誰かの力になることができる、そんな社会の成熟に向けて今自分にできることにどんどんチャレンジしていきたいと思います。
・障がいを持つ方に特別な配慮が必要となるというような内容かと勝手に考えていましたが、直接話を伺うことでイメージがガラッと変わりました。
・障がいとは何か?現状はどうなのか?どのような工夫ができるのか?自分は明日から何ができるのか? 改めて認識することができ、明日からの自身の行動を考えるきっかけになった。
・講師の山本選手がとても明るくパワフルかつ参加型の研修だったので、楽しく受講ができあっという間でした。バリアフリーと聞くと実現に時間や費用がかかるのではないかと思ってしまいがちですが、実際はすぐに改善できるポイントが多くあり、それに気づけるかどうかが重要であることを、講義を通して学びました。グループワークでは、どのような点が改善できるか、職場環境に応じて考えが様々あり、意見交換できる時間もあってよかったです。
・ハイブリッドだったが、参加型でぐいぐい引き込まれた。
開催担当者の声
人財戦略部/CX企画推進部
上野桃子様、村上華奈様
村上様
「合理的配慮」という一見難しいテーマではございましたが、山本講師に明るくパワフルにお話いただき、参加者一同コミュニケーションを楽しみながら前向きに学ぶことができた素晴らしい研修になったと思います。今回は車いすを利用している社員や聴覚に障がいのある社員、海外地区の社員も多数参加し、普段はあまり接点がない職域の方とも交流を深めていただける機会となりました。今後も、社員のさらなる合理的配慮への理解や心のバリアフリー推進に関する取り組みを実施し、すべてのお客さまのアクセシビリティ向上に取り組んでいきます。
上野様
こんなに楽しく「合理的配慮」について考えるきっかけとなる研修は他にはないのではないでしょうか。山本講師からお話いただく体験談やグループワークなどをとおして、参加したすべての社員が「合理的配慮」を身近に感じ、前向きに「自分ゴト」として捉える機会となりました。今後も、全社員が「合理的配慮」に対する理解を深め、「心のバリアフリー」を実践することで、すべてのお客さまが旅を通じてより豊かな人生を楽しめる社会の実現を追求してまいります。