「ありがとう」の
格差社会を超えて
ロボット研究者 | 吉藤 オリィ
ロボットカフェ「DAWN」の目玉ロボット「OriHime」を操作しているのはおもにALSなどの難病や重度障がいなど、様々な理由によって外出困難となった人たち。自宅や病院のPC越しにDAWNにいるOriHimeを遠隔操作しているのだ。開発したのは吉藤オリィ。「孤独の解消」をはじめとする研究理念は、すべて不登校期に養われたものだと言っていい。たとえば「ありがとう」という言葉がある。彼によれば、じつはこの言葉は有限なのだという。
なんで僕たちは
点字が
読めないんだろう
発明家 | 高橋 鴻介
ある偶然の出会いからふと思いついたアイデアをもとに、高橋鴻介が発明したのが、墨字と点字を重ね合わせたこの新しい字体・ブレイルノイエだった。発表後、視覚障がい者と晴眼者がともに使用できる新しい点字としてたちまち話題に。「いわゆるバリアフリーとは違う」と高橋は言う。あるいは「点字とはアップデートされた文字なのだ」とも。そう、ブレイルノイエは視覚障がい者のためだけのツールではなく、すべての人を対象とした、近い未来の“当たり前”の話だ。
GO Journalを
ご覧になった皆さまから
ご感想を
お待ちしております。
お問い合わせ、ご取材のお申し込みなどは
gojournal@parasapo.tokyoまでメールにてご連絡ください。