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2025.03.06

2024年度10自治体目となる埼玉県戸田市への「パラサポ!ミライ」の贈呈式を開催

2024年度10自治体目となる埼玉県戸田市への「パラサポ!ミライ」の贈呈式を開催

日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ、所在地:東京都港区、会長:山脇康)は、3月6日、学校の運動会をきっかけにインクルーシブ教育を推進する新プログラム「パラサポ!インクルーシブ運動会」のインクルーシブ種目「車いすリレー」等で使用していただく「パラサポ!ミライ」10台を、埼玉県では初の自治体となる戸田市へ贈呈いたしました。

 

パラサポが新たに開発した校庭でも体育館でも使用可能なスポーツ・アクティビティ用車いす「パラサポ!ミライ」は、2024年度は10自治体へ各10台、合計100台を贈呈・配備します。戸田市への贈呈は、東京都府中市(2024年9月11日)、長崎県大村市(9月26日)、山口県下関市(10月28日)、愛知県常滑市(11月11日)、香川県丸亀市(11月28日)、佐賀県唐津市(12月3日)、福岡県北九州市(12月20日)、長野県(2025年1月15日)、東京都町田市(1月23日)に続き10自治体目となります。
今回の贈呈で、パラサポから2024年度の10自治体への「パラサポ!ミライ」100台の贈呈・配備はすべて完了しました。

 

▲菅原文仁市長
 

10台の「パラサポ!ミライ」を前に、菅原文仁戸田市長は「戸田市では教育日本一を目指しており、また4月には3年をかけて取り組んできたすべての学校のバリアフリー化、同じく4月にはすべての学校に特別支援学級を設けることになります。
共生社会に向けたいろいろな取り組みの中で、『パラサポ!ミライ』10台を贈呈いただき学校教育の中に取り入れさせていただくことは有意義なことになると思っております。この車いすは外でも中でも使えるということ、なかなか他にはない形状で利便性が高く、学校の校庭では車いすは難しいのかなと思っていましたが、校庭でも走ることができることで、子どもたちがこれを校庭で使っている姿を見るのは楽しみなところです。
他にも、ボートレース戸田では地域貢献活動として、どこでも使えるバスケットコートを購入したところですので、車いすバスケットボールなどもできますし、いろいろな可能性があると思っております。
やはり、見るのと実際に体験するのは大きく違いますので、子どもたちにたくさん使ってもらう機会を作り、インクルーシブな社会を目指していきたいと思います」と語りました。

 

▲「パラサポ!ミライ」に試乗した菅原市長(写真左)
 

「パラサポ!インクルーシブ運動会」を担当しているパラサポ・DE&Iプログラム推進部ディレクターの山本恵理から「パラサポ!ミライ」の機能や工夫の説明を受けながら、まっすぐに進むリレーポジション、回転性の高いバスケットボールポジション、それぞれに試乗した菅原市長は「視線が下がることで、見える世界が変わりますね」と感想を述べました。

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