日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ、所在地:東京都港区、会長:山脇康)は、学校の運動会をきっかけにインクルーシブ教育を推進する新プログラム「パラサポ!インクルーシブ運動会」のインクルーシブ種目「車いすリレー」等で使用していただく「パラサポ!ミライ」10台を、12月20日、福岡県北九州市へ贈呈いたしました。
パラサポが新たに開発した校庭でも体育館でも使用可能なスポーツ・アクティビティ用車いす「パラサポ!ミライ」は、2024年度は10自治体へ各10台、合計100台を贈呈・配備します。東京都府中市(9月11日)、長崎県大村市(9月26日)、山口県下関市(10月28日)、愛知県常滑市(11月11日)、香川県丸亀市(11月28日)、佐賀県唐津市(12月3日)に続き7自治体目となります。
武内和久北九州市長は「本当に色々な創意工夫が凝らされ、さまざまな想いが込められた『パラサポ!ミライ』、屋外でも屋内でも使用できたくさんの可能性を感じました。これから北九州市でも有効に最大限に活用し、多くの人たちがパラスポーツを通じて培われる共感力であったり、市が目指す『彩りあるまちづくり』に活用させていただきたいと思います。また、これまでも北九州市は様々なインクルーシブな取り組みを大切にして参りましたので、今回の『パラサポ!ミライ』の登場で、さらにその機運が高まって、多くの市民の皆さんにも広がる素地ができたものと考えます」と語りました。
今後の活用予定として、市内の中学校での活用を念頭に、障がいに対する理解がより深まるよう、事前学習などの段階を経て、行事や体育、総合といった授業での活用を検討。また、小学生の車いすバスケットボール大会に向けた練習等での活用などを予定との発表がありました。