アンプティサッカー
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クラッチを軸に 振り子シュート
アンプティサッカー(amputee soccer = 切断者サッカー)は、主に上肢又は下肢の切断障がいを持った選手を対象とした7人制のサッカーです。フィールドプレーヤーは下肢に障がいのある選手、ゴールキーパーは上肢に障がいのある選手となります。試合時間は25分ハーフです。専用器具を必要とせず、日常の生活やリハビリ医療目的で使用しているクラッチ(主にロフストランドクラッチ)で競技を行います。このクラッチを軸足にして振り子のように体を揺らしてパスやシュートをするため、足に障がいを持つ人々にとって気楽に楽しめるスポーツとして世界中に広がっています。
私がこの競技を始めたキッカケ
エンヒッキ・松茂良・ジアス選手
アンプティサッカー日本代表
自分が一生懸命やることによって凄いと思われるようになればいい
ブラジルサンパウロで5歳のときに交通事故に遭い右足を失い、10歳でクラッチ(松葉杖)を持ってサッカーを始めました。ブラジルでは30年前からアンプティサッカーが行われていましたが、サンパウロにはチームがなく、健常者に交じってプレーしていました。13歳のときリオデジャネイロで開催されたアンプティサッカーの国内大会にはじめて出場し、新人賞を獲得、18歳のときはブラジル代表に選ばれ、ワールドカップにも出場。2008年19歳で来日し、0からチームを立ち上げ、2010年、2012年、2014年日本代表として3度ワールドカップに出場。足がないから、手がないからといって、人生まで終わったわけじゃありません。人間はどんな障がいを持っていても、やればできると思っています。スポーツをすることによって気持ちが前向きになって、毎日頑張れるようになります。誰もが完ぺきではありません。周りの人から可哀そうと思われるんじゃなくて、自分が一生懸命やることによって凄いと思われるようになればいいんです。諦めずにやり続けることによって夢は必ずかなうと思っています。
撮影:鳥飼 祥恵
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対象
- 上肢障がい
- 下肢障がい
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