バイアスロン
- パラリンピック競技
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クロカンの「動」と射撃の「静」を組み合わせて競う
クロスカントリースキーのフリー走法と射撃を組み合わせたものが、バイアスロンだ。パラリンピックでは、距離別にショート、ミドル、ロングの3種目が実施される。射撃は伏射で行い、射撃を外した回数だけペナルティがあるため、選手たちは満射を狙い、ハイレベルな戦いを繰り広げる。射撃の技術はもちろんのこと、持久力と集中力が求められる過酷な競技だ。
私がこの競技を始めたキッカケ
阿部 友里香選手
北京2022冬季パラリンピック 出場
CO・OP 2024 FISパラノルディックスキージャパンカップ白馬大会 3位
きっかけはバンクーバー2010冬季パラリンピック
出産時の事故で左腕に障がいを負いましたが、幼少期から運動が好きで様々なことにチャレンジしてきました。 中学2年生の時にバンクーバー2010冬季パラリンピックを見て、障がい者スポーツがあることを知りパラリンピック競技を始めました。 クロスカントリースキーはもちろん、バイアスロンは楽な競技ではありませんし、特にバイアスロンは自然を相手にする競技のため上手くいかないことも多いです。しかし自然を味方につけ、射撃とスキーが噛み合った時の達成感はこのバイアスロンでしか味わえないことだと思っています。 これまで私は挑戦することに意味があるという言葉を胸に、様々なことにチャレンジしてきました。失敗を恐れず、チャレンジすることを大事にしてほしいと思います。
有安 諒平選手
2023 FISパラノルディックスキー世界選手権大会 出場
2024 FISパラノルディックスキーワールドカップ マルテール 出場
肺腑にしみた、バイアスロンの凄さ。
やってみたいと思った北京2022冬季パラリンピック。
クロスカントリーの選手として北京2022冬季パラリンピック競技大会に参加しました。空気の薄さ、難しい雪、強風吹き荒れる地形など、レースは苦難の連続でした。 各国の選手も苦労する中、今大会には大きな苦境に立たされる選手達がいました。開会直前に帰国の選手もおり、何より毎日のニュースに日々心を締め付けられている選手達。 そのような中、私はバイアスロンに挑戦したいと思いました。 バイアスロンは僅かな気持ちの乱れが影響する競技です。 目の前の試合では、その中でもウクライナがメダルを獲得し、その強さに感服せざるを得ませんでした。 そしてそこには国の争いではなく、競い讃え合う姿があり、スポーツの力を実感しました。 いつかあそこで各国の選手達と、ハイタッチして笑顔で表彰台へ向かいたいと思ったのが競技を始めた「キッカケ」です。
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