クロスカントリースキー
- パラリンピック競技
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専用のスキーとストックで滑走する“雪上のマラソン”
クロスカントリースキーは、立位(スタンディング)、座位(シッティング)、視覚障がい(ビジュアリーインペアード)の各カテゴリーでメダルを争う。立位と視覚障がいカテゴリーでは、専用のカッターで作られた二本の溝を滑るクラシカル走法と、主にスケーティング走法を用いるフリー走法の2種目が行われる。
私がこの競技を始めたキッカケ
源 貴晴選手
2023 FISパラノルディックスキー世界選手権大会 出場
2024 FISパラノルディックスキーワールドカップ ドッビアーコ 出場
年齢なんて関係ない、夢の舞台パラリンピックを目指して
24歳の時、転落事故により下肢障がいを負いました。障がいを負った後に数々のパラスポーツをしてきましたが39歳の時にクロスカントリースキーの体験会があり楽しそうだと思い始めたのがキッカケです。クロスカントリースキーはアップダウンが激しく苦しいスポーツですが、その先にある未来はとても明るいですし、何より自分の成長が目に見えてわかります。障がいがあってもなくても、年齢を理由に夢や目標を捨てる必要は無いと思っています。クロスカントリースキーは人生そのもの、私の人生を良い方向に変えてくれました。
新田 佳浩選手
北京2022冬季パラリンピック 出場
2024 FISパラノルディックスキーワールドカップ カナダ 3位
雪質やコーチとの関わり…
人間性の出るスポーツ
3歳の時にコンバイン(農業機械)で片腕を失ったのですが、スキーができる環境に育っていたこともあり、自信をつけるため次の年から始めたのがきっかけでした。クロスカントリースキーは苦しいスポーツではありますが、雪質やコーチとの関わりなどとても人間性の出るスポーツであるところが魅力だと思います。ワックスのかけ方の難しさにも僕は魅力を感じています。スキーをはじめスポーツには、選手や関係者が一体になれる素晴らしさがあると思っています。障がいがあってもなくても、いろんな携わり方ができるので、スポーツを楽しむことを忘れないでほしいと思います。
半谷 静香選手
CO・OP 2023 FISパラノルディックスキーアジアカップ札幌大会 出場
第26回全日本障害者クロスカントリースキー競技大会 出場
有安選手のように風を感じて駆け抜けてみたい!
福島県出身の私は、幼少期に家族でゲレンデスキーを楽しんでいました。中学生からは柔道に取り組むようになり、「またいつかスキーをしてみたい」と思うようになりました。あれから20年以上経ち、「ガイドの力を借りれば私もスキーを楽しめる」パラスポーツとの出逢いが新たな道を照らしてくれました。自分の力が背中、腕、ポールを伝わって雪上に届く。推進力となって加速され風を感じる。効率よく力を伝える方法を試行錯誤し、タイムが短縮される。努力は裏切らない。有安選手と藤田ガイドがステキな世界を見せてくれました。私も全力で駆け抜けたいです。
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対象障がい
- 上肢障がい
- 下肢障がい
- 四肢障がい
- 視覚障がい
- 知的障がい
- 健常者(ガイド)
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