クロスカントリースキー
- パラリンピック競技
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専用のスキーとストックで滑走する“雪上のマラソン”
クロスカントリースキーは、立位(スタンディング)、座位(シッティング)、視覚障がい(ビジュアリーインペアード)の各カテゴリーでメダルを争う。立位と視覚障がいカテゴリーでは、専用のカッターで作られた二本の溝を滑るクラシカル走法と、主にスケーティング走法を用いるフリー走法の2種目が行われる。
私がこの競技を始めたキッカケ
阿部 友里香選手
きっかけはバンクーバーパラリンピック
私は出生時に片腕がマヒになったのですが、幼いころから体を動かすことが好きで、ガールスカウトやちびっこ相撲、バレーボールなどをやっていました。そんな中、中学3年の時に目にしたバンクーバーパラリンピックで、片腕がない選手が自然の中を滑っている姿を見て、私もやってみたいと思い、今の競技を始めました。クロスカントリースキーは誰でもできるスポーツで、海外ではおじいちゃんおばあちゃんがスキーを履いてお散歩をしたりもしていますし、一方で長い距離の種目もあり、自分の限界に挑戦できるスポーツでもあります。
やる前からできないと決めるのではなく、とりあえずやってみてできなければやめればいいし、できたらもっと頑張ればいいと思います。まずはスポーツをやってみましょう!
新田 佳浩選手
雪質やコーチとの関わり…
人間性の出るスポーツ
3歳の時にコンバイン(農業機械)で片腕を失ったのですが、スキーができる環境に育っていたこともあり、自信をつけるため次の年から始めたのがきっかけでした。
クロスカントリースキーは苦しいスポーツではありますが、雪質やコーチとの関わりなどとても人間性の出るスポーツであるところが魅力だと思います。ワックスのかけ方の難しさにも僕は魅力を感じています。
スキーをはじめスポーツには、選手や関係者が一体になれる素晴らしさがあると思っています。障がいがあってもなくても、いろんな携わり方ができるので、スポーツを楽しむことを忘れないでほしいと思います。
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対象障がい
- 上肢障がい
- 下肢障がい
- 四肢障がい
- 視覚障がい
- 知的障がい
- 健常者(ガイド)
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