自転車競技
- パラリンピック競技
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自転車と一体になって走る
一般の自転車競技とほぼ同様に、ロードレースとトラックレースがあり、それぞれタイムまたは着順を競う。選手は障がいの種類により4つのクラスに分けられ、それぞれの特性に応じた自転車で競技を行う。切断、脳性まひなどの選手は、通常の二輪自転車か、障がいの重い選手は三輪自転車などを使用。また、視覚障がいの選手は、2人乗り用のタンデムを使い、前に晴眼の「パイロット」が乗り、後ろに視覚障がいの選手が乗る。なお上肢で車輪を回す、ハンドサイクルを使用するクラスはロードのみ。
私がこの競技を始めたキッカケ
川本 翔大選手
パリ2024パラリンピック 出場
2023 UCIトラック世界選手権大会 2位
障がい者野球から自転車競技に転向…
タイムをクリアしていく達成感にのめり込む
子供の頃から野球が大好きで高校では野球部に所属、2年生の時からは障がい者野球に転向しました。高校卒業後の夏に日本障がい者スポーツ協会(現:日本パラスポーツ協会)が行っている選手発掘事業、体験会に参加し初めて本格的なロードレーサーに乗ったのが自転車競技を始めるきっかけでした。体験会後には合宿にも参加し、設定されたタイムをクリアしていく達成感が楽しく自転車競技にのめり込んでいきました。今でも野球は大好きですが思い切って自転車競技に転向して良かったと思っています。
杉浦 佳子選手
パリ2024パラリンピック 金メダル
2023 UCIロード世界選手権大会 2位
2016年の事故を機にパラサイクリングの道へ。
そして世界のKEIKOに
8年間トライアスロンを趣味として楽しんでいましたが、その一環でもあった2016年のロードレース大会で落車をしてしまいました。ドクターヘリで運ばれその後、約2か月の入院をすることになったのです。退院して半年後に病院の先生からは高次脳機能障害と診断されました。そしてその年の秋に私の障がいを知人が知って、日本パラサイクリング連盟を紹介していただきました。2017年から本格的に取り組み、2018年にはUCI(国際自転車競技連合)の最優秀パラサイクリング賞を受賞させていただくことができました。これからも世界の選手と戦っていきたいと思っています。
藤井 美穂選手
東京2020パラリンピック 出場
陸上の世界から自転車の世界へ。いつも笑顔を忘れずに
子供のころから身体を動かすことが大好きで、陸上をはじめはやっていました。競技種目は走り高跳び。ただ、同じクラスの選手がほとんどいなかったため、パラリンピックの正式種目にはなりませんでした。そこで、お世話になっていた技師装具士さんに相談をしたところ自転車競技を進められ、19歳の時に初めて伊豆サイクルスポーツセンターに足を運び、体験をさせていただいたのがきっかけです。初めは、陸上と自転車競技を両立してやっていましたが世界を目指すことを決めて20歳の誕生日の時に自転車競技1本に絞る決意をしました。結果、東京2020パラリンピックに出場でき入賞をすることができました。
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対象障がい
- 上肢障がい
- 下肢障がい
- 四肢障がい
- 視覚障がい
- 健常者(パイロット)
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