デフ陸上
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走る跳ぶ投げる… 音のない世界で己と向き合う
陸上と一言で言っても「走、跳、投」があり、聴覚障がい者のオリンピックであるデフリンピックで行われる種目は男女合わせて全部で44種類もあります。
ルールとしては、健常者競技とほとんど変わりませんが、大きな特徴として、短距離種目において聴覚障がいのある選手たちが0.1秒のロスもなくスタートするために「スタートランプ」というものが使用されます。1レーンに1つずつ置かれ、光の色でスタートを合図する機械です。また、全種目における出場資格として、補聴器なしの状態で聴力レベルが55db以上であることが条件となります。
私がこの競技を始めたキッカケ
佐藤 麻梨乃選手
サムスンデフリンピック日本代表
世界に挑戦したい
私が棒高跳びを始めたのは高校2年生になる時でした。陸上部の顧問の先生の紹介で始めました。やってみたいという強い興味と「世界に挑戦したい」という思いからです。棒高跳びは棒を使って、一瞬にしてふわっと高く舞い上がることができる魅力的な種目です。初めて棒を曲げて跳んだ時の景色と興奮は今でも忘れられません。もっと高く、もっと広い景色を見たい、そしてデフリンピックで金メダルを獲る!という気持ちで練習に励んでいます。棒高跳びの選手は多くありません。ですが、私はもっとこの景色を多くの人に知ってもらいたいです。聞こえなくても跳べる。あなたも一緒にこの景色を見ませんか?
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対象
- 聴覚障がい