ゴールボール
- パラリンピック競技
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静寂の中の熱き攻防戦
視覚障がいのある選手がプレーするゴールボールは、パラリンピック特有の競技。鈴の入ったバスケットボール大のボールを互いに投げ合い、得点を競うチームスポーツだ。コート上の選手は3人。選手は障がいの程度に関わらず、「アイシェード」と呼ばれる目隠しを装着し、全盲状態でプレーする。試合時間は前後半各12分の計24分。
私がこの競技を始めたキッカケ
萩原 紀佳選手
パリ2024パラリンピック 出場
バーミンガム2023IBSAワールドゲームズ 2位
限界を自分で決めつけ、
挑戦することから逃げてきた自分を変えたくて!
高校のクラスメイトにゴールボールに誘われても、見えにくいことを言い訳にし運動を一切してこなかった私にできるわけがないと約1年間ずっと断り続けていました。しかし、せっかくの誘いを断りきれず、最初はただみんながやっているからと言う理由だけで練習を初め、なんとなく続けていました。そして、私が初めて出場したゴールボールの大会で私はボコボコにやられ、挑戦をしてこなかった私が初めて悔しいと感じた瞬間でもありました。全員が同じ条件でプレイをするゴールボール、私はこの競技に出会うことができ、挑戦することの楽しさ、自分の限界に挑むことのワクワクする気持ちを知ることができました!
佐野 優人選手
パリ2024パラリンピック 金メダル
バーミンガム2023IBSAワールドゲームズ 1位
目指せ甲子園!でも野球ができなくなった…
なら目指せ世界1位!ゴールボールで夢を叶えろ!
小さい時から野球が大好きで中学生の頃は、高校野球そして甲子園を夢みて白球を追い掛けていました。しかし、中学三年生の時に難病で視覚障がいとなり野球を断念しなくてはなりませんでした。そこから障がいを受容した後に、同じ病気で野球を行っていた先輩に出会い、ゴールボールを勧めて頂きゴールボールを始めました。僕の最初のゴールボールのイメージは「見えてないのにこんなに動けるのかっこいい!」で、ゴールボールに一目惚れでした。白球は見えなくなりましたが、次は音球を追いかけ、世界1位が夢に変わり、叶えたいと思っています。
高橋 利恵子選手
パリ2024パラリンピック 出場
バーミンガム2023IBSAワールドゲームズ 2位
「寝といてくれたらいいから」と誘われて…
難しすぎたけど、面白かった!!
高校2年生の時。体育の教員から「大会に出る女子の人数が足りない。寝といてくれたらいいから出場しないか」と誘われたのがきっかけです。寝るだけならと思っていざ参加してみたら、全然レベルが違い、投げられたボールと一緒にゴールに入っていきそうな勢いに「こんなはずじゃなかった」という気持ちに。それでも、先輩が何もできない私をほめちぎってくださったおかげでラッコのように上向きになっても、何でもいいから「止めるんだ」という思いに。がむしゃらに寝るスポーツがこんなにも面白いのかとどんどんのめり込んでいきました。
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対象障がい
- 視覚障がい
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