ローイング
- パラリンピック競技
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上肢のパワーで直線レーンを制する
肢体不自由、視覚障がいの選手がオールを使ってボートを漕ぐパラリンピックのローイング。種目によって使用するボート(1人乗り、2人乗り、4人乗り)が異なり、男女別の「シングルスカル」、男女一組の「ダブルスカル」、4人(男女2人ずつ)のクルーと指示を出す1人の舵手で組む「舵手つきフォア」が実施されている。競技は2000mの直線レーンで行われ、最初に艇首がフィニッシュラインを通過したボートが勝利となる。
私がこの競技を始めたキッカケ
市川 友美選手
東京2020パラリンピック 出場
2023 世界ローイング選手権 出場
歩けなくても水上を進んでいける
2012年にスノーボード中にジャンプを飛びすぎて破裂骨折し、車いす生活になりました。 もう海や山へ行ったり、息が切れるほど動く事は一生ないのだろうなと思っていました。 就職する事ができ、生活が落ち着いたので身体を動かしてみようと障がい者体育館へ通いはじめたところ、パラリンピック選手発掘プログラムのポスターを見つけて「これだ!」と即応募。たくさんの競技と出会い初めてボート競技を知り、実際に湖での体験会にも参加。 水上でボートが動く感覚が、大好きだったサーフィンを思い出させてくれたのが嬉しくて、その後も練習に参加させていただき今にいたります。 東京2020パラリンピックを経てパラリンピック競技を体験できるチャンスが増えているので、まずは色んな競技に挑戦して身体を動かす事を楽しんでほしいです。
西岡 利拡選手
東京2020パラリンピック 出場
2022 世界ローイング選手権 出場
視覚障がい・肢体不自由、健常者、男子・女子選手が1つのボートでゴールを目指す!
競技を始めたきっかけは知り合いの選手(肢体不自由)に誘われ、「障がいがあるからこそパラリンピックを目指せる!」と言われたことです。 ボート競技、PR3混合舵手つきフォアの魅力は視覚障がい・肢体不自由の男女2名とコックス(健常者も可)の計5名でそれぞれの違いを乗り越えて1つのチームでボートの速さを追求していくことです。 自分の障がいに対して「障がいがあるからこそ始められる競技がある」と前向きに考えてボートに限らず色々なパラスポーツにチャレンジしてほしいです。
有安 諒平選手
東京2020パラリンピック 出場
2022 世界ローイング選手権 出場
多様性の象徴のようなルールに衝撃!チャレンジするならコレしかないと心に決めた。
2013年、IOCの会長が「TOKYO!」とパネルを掲げて開催地を決定したニュースをテレビで見ていました。当時は、それを「へぇーすごいなぁ」と、カヤの外から眺めているだけでした。盛り上がっていく世の中を見ながら、自分もチャレンジしてみたいなと動き出したのが、30歳になった2016年。東京都の選手発掘プログラムに参加し、ボートと出会いました。視覚障がい・肢体不自由の男女2名とコックス(健常者も可)の計5名が一つのクルーとしてチームで挑むというルールに、衝撃を覚えたのを記憶しています。シンプルに楽しそうだなと思い、競技を始めました。
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対象障がい
- 上肢障がい
- 下肢障がい
- 四肢障がい
- 視覚障がい
- 知的障がい
- 健常者(コックス)
マイパラ内で検索出来るチームでは上記以外の障害でも参加できるチームもあります。
パラリンピックの対象の障害については下記競技団体へお問い合わせください。