セーリング
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風をつかみ 波をよむ その先のために
決められたコースをルールを駆使し誰よりも早く帆走することを競う競技です。2020東京パラリンピック以降競技種目から除外されています。世界選手権大会は開催されています。対象障害は、聴覚障がい、視覚障がい、肢体不自由です。聴覚障がい(聴力検査で両耳55db以上)のクラスは1人乗り、3人乗り、4人乗りがあります。視覚障がいのクラスは晴眼者1人と3人の視覚障がい者でヨットに乗ります。視力障害の程度により参加クラス分けがされます。肢体不自由のクラスは1人乗り、2人乗り、3人乗りのクラスがあります。2人乗りクラス、3人乗りクラスには視覚障がい選手も肢体不自由の選手と組んで参加できます。1人乗りクラスは最小限のクラス分けポイント、2人乗り、3人乗りのクラスは各選手が持つクラス分けポイントの合計が規程ポイント以下で参加できます。多様な障がい者が隔たりなく参加できる競技です。
私がこの競技を始めたキッカケ
丹羽 巧選手
2022パラワールドセーリングチャンピオンシップハンザクラス広島 3位
2023年セーリング世界選手権 2位
次の目標は世界選手権で金メダル!
私は19歳の頃に事故により、下腿切断となりました。受傷後パラセーリングと出会い、すぐ夢中になりました。ヨットで大海原を走るのは、なんとも言えぬ爽快感だったのを覚えています。競技を始めて10年以上経ちますが、私もまだまだ未熟者です。セーリングは本当に奥が深く、飽きることが出来ない競技だと思います。2023年は悲願の銀メダルを獲得しましたので、今度は金メダルを取って、セーリングを皆さんに知っていただくキッカケづくりができればと思っております!
佐々木 亮選手
2022ハンザクラスアジアパシフィックチャンピオンシップ広島 出場
パラセーリング全日本大会2023in広島 3位
夢はハンザワールドでのメダル獲得
小学校1年生の冬、私は車椅子生活となりました。それまでは、他の人と何ら変わりなく生活していましたが、ある日を境にできていたことができなくなる日々。このままではだめだと思い、車椅子陸上教室に参加したら、見たこともない三輪の車椅子がそこにはありました。しかし、全身の緊張が強い私ではスピードを競えない。そんなとき出会ったのがハンザです。ハンザは、誰でも自由に頭を使えばスピードを競える。それを知ったとき、私の中にある勝負師の血が騒ぎました。現在、わたしには夢があります。ここまで支えてくれた方へメダルをかかげて恩返しがしたいです!
菊池 真実選手
第14回全日本ブラインドセーリング選手権 2位
第15回全日本ブラインドセーリング選手権 2位
夢~あなたが諦めても夢はあなたを諦めない
360度海に囲まれた八丈島で生まれ育った私は、いつか水平線の向こう側へ航海に出たいと夢見ていました。 しかし、視覚と聴覚に進行性の障がいを負い、多くのものを諦めなければならず、夢も消えていきました。 ところが18歳の時、日本視覚障害者セーリング協会(JBSA)のブラインドセーリングと出会いました。晴眼者と視覚障がい者が一緒にヨットを操船する素晴らしさを体験し、人生が変わりました。 2018年には東京からハワイへの横断に成功。世界選手権にも出場することもできました。次の夢は赤道越えです。 障がいや病気に多くを奪われ沢山のことを諦めました。いずれ視力を全て失っても、ブラインドセーリングがある限り、私は夢を諦めず海に出続けます。
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対象
- 上肢障がい
- 下肢障がい
- 四肢障がい
- 視覚障がい
- 聴覚障がい
マイパラ内で検索出来るチームでは上記以外の障害でも参加できるチームもあります。
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