射撃
- パラリンピック競技
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一点のミスが勝敗を分ける
射撃は、ライフルまたはピストルで決められた弾数を撃ち、その得点を競う。一発の満点は10点。射距離10mのエアライフルで10点を狙うには、弾を的の中心にある0.5mmのマークに命中させなくてはならない。距離は、50m、25m、10mがあり、パラリンピックでは、銃の種類や射撃体勢が異なる13種目が行われるが、銃やコートの開発も進んでおり、満射の技術が求められる。ひとつのミスが勝敗を分けるため、集中力やメンタルの強さも不可欠。
私がこの競技を始めたキッカケ
渡邊 裕介選手
東京2020パラリンピック 出場
2022 WSPSワールドカップ チャンウォン大会 出場
最終目標は、右腕がなくなってよかったと思える人生を歩むこと
何時もと変わらない28歳の午後、工場で突然右腕を失いました。家族や周囲に心配をかけまいと無理矢理明るく振舞いました。現実を受け止められずにいた頃、アテネ2004パラリンピックの射撃のテレビ番組を観て、妻がチャレンジしてみたらと言ってくれました。その後、「折角右腕がなくなったのだから、何かを成し遂げてやろう!」と考えるようになり、今では、両手があった時には想像すらできなかった世界大会に参戦しています。私の最終目標は、右腕がなくなってよかったと思える人生を歩むことです。
水田 光夏選手
パリ2024パラリンピック 銅メダル
2022 WSPSワールドカップ シャトールー大会 出場
「人生、なんとかなる」何事も必然だと考えて、ポジティブに生きていく
ダンスとバレエとピアノとスキーが好きでした。中学二年生の春、突然発症した難病で車いす生活となり、手足の末端から神経麻痺、筋力低下によって好きな事が次々と出来なくなりました。そんな時、次のオリンピック・パラリンピック開催地が東京に決まっていました。母に引っ張られパラリンピアンのお話を伺う機会に恵まれ、そこで初めて射撃という競技に巡り合いました。銃刀法の関係で1年間はビームライフルで練習をしました。19歳直前に所持許可を取得し現在に至ります。病気にならなければ絶対に関わる事のなかった世界に飛び込めた事に感謝しています。
佐々木 大輔選手
東京2020パラリンピック 出場
2023 WSPS世界選手権 リマ大会 出場
物事すべてに意味がある
2009年8月、小学校の教員をしていた私は交通事故により脊髄を断裂し、車いす生活となりました。教え子と自分の息子に、私が苦境にめげず挑戦している姿から何かを感じ取ってほしいと思い、パラ水泳をはじめました。2013年9月に東京2020パラリンピック開催が決まり、水泳での出場を目指していましたが、度重なる肩の負傷で断念。しかし、その夢をすてきれず、肩に負担が少ない競技である射撃を始め、東京2020パラリンピック出場という夢を叶えました。今後は私が得たこと、感じたことを子ども達に伝えていきたいです。
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