車いすカーリング

  • パラリンピック競技

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先を読んだ作戦が光る氷上のチェス

車いすカーリングは、下肢に障がいのある男女混合の4人1チームで行う競技です。
健常者競技との違いは、スイ―ピングという掃く動作を行わないことと、ストーンをキューと呼ばれる棒でを押し出す点です。
日常用の車いすを使用し、滑らないようチームメンバーが投球者の車いすを抑えて投球します。ストーンをハウスと呼ばれる円の中心に置くと高得点が獲得でき、いかに先を読んでプレーをするかが重要な競技であることから、「氷上のチェス」とも呼ばれる戦略性が魅力のスポーツです。

私がこの競技を始めたキッカケ

麻生 早苗選手

旭川キュー斗(北海道)

「これならきっと私にもできる!」
わくわくした思いが一番のきっかけ

知人に勧められてカーリングを始めてから7年経ちます。初めて乗った氷上の空気は冷たく澄んで心地よく、初めての練習で夢中になりましが、こんなに長く続けられるとは思っていませんでした。
カーリングを始める前、私はほとんど家に引きこもっていました。また関節リウマチを持っているため関節に痛みを感じやすく、今でも握力や筋力がそれほど強くありません。しかしカーリングのときはデリバリースティックを使えば20㎏もある重たいストーンを30m先のハウスまで軽く滑らせることができます。普段の生活ではまず重たいものを扱ったりすることはできませんし、この病気や障害をもった状態でスポーツができるなんて考えてもいませんでした。
初めて体験したときの「これならきっと私にもできる!」というワクワクした思いがカーリングを始める一番のきっかけになりました。かつて家に引きこもっていた私が今ではかけがえのないメンバーとしてチームに必要とされ、すばらしいチームメンバーとともに世界の舞台を目指しています。かつての私のように「これなら私にもできる!」というワクワクをたくさんの人に味わってほしいと願っています。

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対象障がい

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