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みんなで観ればもっと楽しい! グルメもパラスポーツ体験も楽しめるパブリックビューイング の模様をレポート
フィギュアスケート・羽生結弦選手の2大会連続となる金メダル、カーリング女子の競技初となる銅メダル獲得など、ひとことでは語り尽くせない数多くのドラマを生んだ平昌2018冬季オリンピック。
この平昌2018冬季オリンピック・パラリンピックに合わせて、「パブリックビューイング」が行われていることはご存知ですか? 競技の生中継はもちろんのことアスリートによるライブトーク、加えて展示や飲食販売、各種競技の体験など、楽しめるコンテンツが盛りだくさん。
会場の盛り上がりや初体験の競技の感想など、パブリックビューイングの楽しみ方をライターの私、小林香織がレポートします!
会場の「都立シンボルプロムナード公園」に到着
今回は2月22日(木)〜24日(日)に「都立シンボルプロムナード公園 イーストプロムナード・石と光の広場」で行われたパブリックビューイング「東京2020ライブサイト in 2018」 に来ました。
会場に到着するやいなや、迫力のある大画面のモニターが目に入ります。さらにズラっと並ぶブースの数々。老若男女たくさんの人が集まっていて、まるで地域のお祭りのようなにぎやかな雰囲気です。
「なんだか楽しそう!」まだパブリックビューイングの全貌はわかりませんが、すでにワクワク感が高まってきました。ではさっそく、見どころを探しにLet’s Go!
フィギュア女子の大画面中継でエキサイティング!
パブリックビューイングのメインプログラムといえば、大画面での競技観戦! このときは「フィギュアスケート 女子シングル ファイナル」の試合が放映されていました。
日本からは宮原知子選手と坂本花織選手が出場。人生を懸ける想いで大舞台に挑む選手たちの意気込みがスクリーンから伝わり、ドキドキしながら中継画面を見つめます。
ジャンプが成功するたび会場からは拍手や歓声が上がり、テレビで観るよりも臨場感があります。あと一歩のところでメダルを逃したものの、宮原選手も坂本選手も華麗な演技を見せてくれました。ブラボー!
会場では元フィギュアスケートアイスダンス選手の木戸章之さんが解説として参加されていて、テレビ中継よりもくわしい解説を添えてくれるため、判定ポイントなどを深く理解しながら観戦を楽しめます。
大勢の聴衆と感動や興奮を分かち合えるのはもちろん、競技の奥深さを知ることもパブリックビューイングの醍醐味と言えそうです。私も「スポーツっていいなぁ」としみじみ感じることができました。
アスリートによるトークショーやアーティストライブも
今回のパブリックビューイングでは、連日人気アーティストによるミニライブが開催されていました。取材に訪れたこの日のゲストは「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」。
ライブ開始時刻が近づくと、応援グッズを持った女子たちが続々と集まり始めます。そしてライブがスタートすると、あちこちから地響きがするぐらいの黄色い歓声が上がり、こちらまで圧倒されるほど!
プロのアーティストのパフォーマンスはさすがの一言で、あっという間に世界観に引き込まれてしまいました。こんなにレベルの高いライブを無料で観られるなんて、なんだか得した気分!
その後は、アスリートによるトークショー。2000年シドニーパラリンピックの男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンで日本財団パラリンピックサポートセンターのあすチャレ!ディレクター根木慎志さん、スケートボードの池田大亮選手がゲストとして登壇しました。
ステージ上で根木さんがドリブルを、池田選手がスケボーを披露すると、会場からは「オオ!」とどよめきが。
自身もパラリンピアンである根木さんは「3月から始まる平昌パラリンピックは全6競技。ぜひそれぞれの競技を知ってもらい全選手に注目して見てほしいです」とコメント。
健康的な体操に参加して、ご褒美に肉まんをほおばる
続いて各種ブースを見学。協賛企業のイベントブースにオリンピック・パラリンピックに関する展示、オリジナルフードの販売まで多種多様です。
まずは株式会社明治が提供するオリジナル体操「meiji POWER体操」に参加。全身をまんべんなくほぐせる健康的な体操です。
15分ほど体操したら身体がポカポカになって、清々しい気持ちになりました。さらに最後まで体操に参加すると明治のチョコレートなどのお土産がもらえる特典も。
他にも、日本郵便株式会社のブースではメダリストの公式フレーム切手が販売されていたり、読売新聞社のサイトでは平昌オリンピックにまつわる紙面が紹介されていたり、さまざまな角度から大会や選手を知ることができます。
体操で身体を動かしたせいかお腹が空いてきたので、フードブースにも立ち寄ってみました。ホットドッグやフライドポテト、煮込み料理など充実したメニューが並んでいます。私は小腹を満たすのにちょうどいい肉まんをチョイス。野球ボールの模様が入った肉まんはホクホクしておいしかった〜!
初めてのパラスポーツ体験!高性能の車いすにびっくり
肉まんでパワーチャージしたあとは、競技体験コーナーへ。会場にはBMXやバスケットボールなど、いくつかの競技が体験できるコーナーが用意されています。
まずは車いすバスケットボールから。車いすに乗る事自体が初めての経験なので、ちょっとドキドキします。実際に座って操作してみると、競技用の車いすの動きやすさにびっくり! スピード感のある競技の特性に合わせて、素早く移動できるように作られているんですね。
ここでは、車いすに座った状態で10秒間に何回シュートが入るかというゲームが体験できます。さっそく私もトライ!
ゴールめがけて何度もシュートするも、なかなか入りません。後半コツをつかんで、なんとか4本ゴールイン! ちなみにこれまでの最高は10本だそうです。
続いて陸上競技用車いす「レーサー」の試乗体験へ。速度計に乗せた競技用車いすの車輪を手で回し、マラソン世界記録の平均時速「31.68km/h」にどれだけ近づけるかにチャレンジします。
レース用の車いすはいす部分の幅が狭くなっていて、座るとピタッと固定される仕様になっています。競技によって車いすの性能がまったく異なることを実感。
いざ漕いでみると思った以上に腕に負担がかかり、なかなかスピードが上がりません。30秒ほど必至に漕いだものの、わずか6km/hと目標の数字には遠く及びませんでした。
サーフィンコーナーでは、インスタ映え(?)しそうなトリックアート体験が行われていました。サーフィンが得意には見えないと思いますが、楽しそうな雰囲気だけは伝わりますか?
防寒グッズがあれば、より快適に楽しめる!
パブリックビューイングは野外で行われているため、ちょっとした防寒グッズがあると競技観戦などの際に役立ちます。私は広範囲を温められるブランケットを持参してみました。
取材日は曇り空でやや気温が低かったのですが、ブランケットをかけていたらそれほど寒さは気になりませんでした。その他にも、温かい飲み物やホッカイロを現地調達しても良さそうですね!
平昌2018冬季パラリンピックを大画面で観戦できるのはココ!
いよいよ2018年3月9日に開会する平昌2018冬季パラリンピック。この期間にも東京と熊本の2会場で「東京2020ライブサイト in 2018」が開催されます。もちろん入場無料!
パラリンピックをより深く知り、大勢の人たちと一体になって盛り上がれる絶好の機会です。ぜひお友達や恋人、ご家族と一緒にお出かけしてみてはいかがでしょうか?
『東京2020ライブサイト in 2018』
(主催:東京都、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)
パブリックビューイングは、ほかにも各地で開催予定!お近くでも開催しているか探してみてくださいね!
text by Kobayashi Kaori