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香取慎吾が見たピョンチャン vol.2「夢の祭典、開会式をenjoy!」
平昌冬季パラリンピックが9日、開幕しました。パラサポ・スペシャルサポーター、香取慎吾さんも平昌五輪スタジアムでの開会式へ。
色とりどりの歓迎の演出、冬季大会史上最多の49の国と地域から集ったアスリートたちの表情に触れて、あふれ出す思いを語りました。
午後8時に照明が暗転。夜空に花火が打ち上がり、大太鼓の演奏で開会式がスタートです。
初めての開会式、駆け巡る思い
「聖火台の裏から花火が上がった。大太鼓の振動が足元まで響いてくる。これまで、開会式ってどこか遠いところのもので、ショー的なものだと感じていたけど、目の前で繰り広げられる歓迎の演出を見ていると、自然と士気が高まってくる」と香取さん。ギリシャから順に選手の行進が始まると、こんな思いが駆け巡ったそうです。
「選手たちはどんな気持ちでこの日を迎えたのだろう。この4年を感慨深く振り返ったり、いやいや試合はこれからだと、気を引き締めたりする選手もいるんじゃないかな。色々な心の変動があると思う。だけど、この日だけはエンジョイする、そんな風に気持ちを切り替えられる選手はきっと本番でも強いんだと思う」
「おお、入ってきた。うれしいな。思わず叫んでしまった。『頑張れ!ジャパン』って。ぼくも、精いっぱいの力を選手たちに伝えたつもりです。そして、ぼくが初めて現地でみるパラリンピックが始まるんだ、という気持ちにもなりました」。
思わず立ち上がり、日の丸の旗も手にした香取さんは、選手団に大きく手を振り続けました。
みんなの声は聞こえる!応援の力
「応援は本当に力を与えてくれる。ぼくも大きな会場で声援をもらうので、それに通じるものがある。みんなの声は聞こえるんです。ちゃんと顔も見えるのです。不安があってステージ上でしかめっ面をしていた時に声援をもらうと、ふわっと表情がほころんで笑顔になる。そして次の瞬間、『よし、やってやるぜ』と気持ちを入れ直せる」といいます。
「この夢の祭典にぼくも参加させてもらって、体や心、頭まで熱くなってきた。人にエールを送ることで体中が熱くなるのは、初めてじゃないかな」
パラリンピックのシンボルマーク「スリー・アギトス」が花火などで表現されたり、さまざまな演出で映し出されたりしました。
「あれはラテン語で『私は動く』との意味があるそうですね。曲線が動きを象徴し、パラリンピアンの常に諦めない強い意志を表現している。実は、日本財団パラリンピックサポートセンターにあるぼくが描いた壁画にも、アギトスをモチーフにしたものを取り入れているんです」
情感たっぷりの演出の一方で、観客席には空席も目についたという香取さん。「2020年の東京大会、満員になるといいな」
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text by Issei Sakakibara / The Asahi Shimbun
Photo by Reina Kitamura / The Asahi Shimbun