はじめてのパラリンピック観戦 vol.5 ~アイスホッケー日韓戦編~
こんにちは。観音クリエイションです。
3月10日、ついにパラリンピックの競技がスタートしました。パラリンピック観戦初心者の僕が現地ではじめに観に来たのがアイスホッケー。
下肢に障がいがある選手が「スレッジ」と呼ばれる専用のソリに乗って、両手にスティックを1本ずつ持ってプレーする競技です。
スティックの二刀流かっこいい。
スティックの先端にはアイスピックがついていて、反対側はブレードになっています。アイスピック側で氷上を漕いでスピーディーに移動し、上下を持ち替えてブレード部分でパックを操作したり、パスを出したり、シュートを打ったりしてゴールを狙います。15分×3ピリオドで多く点数を取った方が勝ち。
アイスホッケーについて詳しくはこちら
選手同士が激しくぶつかり合うたびに会場全体が「おおおぉぉ……!」とザワつくシーンも。
アイスホッケーは「氷上の格闘技」と呼ばれていて、ボディチェック(体当たり)などの身体接触が認められています。ものすごい勢いで激突するので、選手が転倒したりスティックが弾け飛んだりすることもザラにあります。
僕が観た初日の試合は日韓戦。会場内では太鼓の轟音が鳴り響き、ホーム韓国のサポーターによる「テーハミング(大韓民国)」という地鳴りのような大歓声に包まれていました。
ガンガン攻めてくる韓国チームのシュートを次から次へとセーブして、日本のゴールをどっしりと守るキーパーがひときわ目立っていました。背番号21番。動体視力と反射神経が人間離れしています。一体どんな人なんだろうと気になって調べてみたら、GKの福島忍選手はなんと61歳だそう。
「え、還暦超えてあの動きできるの……?」と衝撃でしたし、「目標に向かって努力すれば年齢の壁なんてないんだ!」と勇気をもらいました。
残念ながら日本は1-4で韓国に敗れてしまいましたが、予選リーグはまだ残っているのでみんなで応援しましょう!
最後にアイスホッケーを観戦したことない人へ。損はさせないのでぜひ観てみてください。迫力満点で本当に面白い競技です。見てるだけでアドレナリンがドバドバ出ます。
会場内ではウォーミングアップ中にハードロックやダブステップなどの闘争本能を掻き立てる激しい曲が大音量が流れていたり、試合開始前にアナウンサーが「大声出して盛り上げようぜ!」と観客を煽って歓声を上げさせたりと会場全体で楽しめる要素も。テレビで観てハマったら、ぜひ会場でも体感してみて欲しいです。
以上、観音クリエイションでした!
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text by Kannnonn-Creation
photo by Getty Images Sport