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香取慎吾が見たピョンチャン vol.4 選手村で出会った「支える人に共感!」
韓国入りして4日目。パラサポ・スペシャルサポーターの香取慎吾さんから、選手村のなかを訪れた報告です。選手には、とても心強いサービスがありました。
義足が壊れた。さあ困った。そんなとき、選手たちが駆け込める心強い場所が選手村にあるんです。香取さんが訪ねたのは、「修理サービスセンター」。
「選手は体調が万全でも、義足やチェアスキーに不具合があったら、試合で100%の力が発揮できないよね」と香取さん。
23人のスタッフによる昼夜問わずの選手サポート
ドイツの義肢装具の会社、オットーボック社が運営する修理サービスセンターは、大会中に250件以上の修理を手がけるそうです。世界から23人のスタッフが昼夜問わず、交代で対応しています。
「修理費用は無料って、びっくり。自社以外の道具も直してくれるんだって。だから、センター内には他社のも含めてたくさんの部品が備えてあった」
技術スタッフの中には日本人も。「修理するものがたくさんあって、時間も限られているけど、その大変さを語っていた顔はすごく生き生きしていたなあ。あれが、やりたいことをやれている人の笑顔なんだと感じた」と香取さん。
日本選手もよく利用しているようです。「アイスホッケーの上原大祐選手は、氷をかくスティックを短くしてもらったそうです。ほかにも、『丈の長いスタジアムジャンパーのすそを切って』という依頼もあったんだって。車いす選手がジャンパーを着て座っても、邪魔にならないように。『めがねを直して』っていうリクエストもあったみたい」
支える立場になれたから
五輪にはない、パラリンピックならではのサービスに香取さんは感慨深げ。
「選手たちの活躍の裏にはこんな、縁の下の力持ちがいたんだと思った。ぼくたちも、チャリティーソング『雨あがりのステップ』の売り上げをパラスポーツ支援に充てることにした。支える立場になれたから、支える人に共感できる。オットーボックの修理サービスセンターは一人じゃないよ、というのを教えてくれる場所でした」
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text by Issei Sakakibara / The Asahi Shimbun
Photo by Reina Kitamura / The Asahi Shimbun