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香取慎吾が見たピョンチャン vol.5 「何これ!」オリンピックパークでピンバッジ交換に夢中!
パラリンピックには競技観戦以外にもいろいろな楽しみ方があります。パラサポ・スペシャルサポーターの香取慎吾さんが、韓国・江陵のオリンピックパークで、ついつい夢中になってしまったこととは?
江陵オリンピックパークを散策していると、一角に人だかりが。手持ちのピンバッジを交換するピンバッジトレーディングが行われていました。
「何これ! 日の丸のバッジやソチやバンクーバー大会の開催年が入ったものも並んでいる。楽しい! みんなバッジ選びに夢中。見ているだけでオリンピック、パラリンピックの歴史を感じさせてくれる」と香取さん。
ギリシャ出身の人から、国際パラリンピック委員会からもらったバッジとの交換を求められた香取さんは、「えっ、ダメだよ。これとの交換は」
香取さん、オリジナルのピンバッチとは
実は香取さんも、この旅にオリジナルのバッジを持ってきていました。パラリンピックサポートセンターにある自身が描いた壁画のバッジです。それを差し出しすと……。
「いいの? この中から何でも選んでいいんだって。オリンピックやパラリンピックで、こんなに楽しいことが行われているなんて知らなかった。名刺交換よりいいかも。自分が欲しいもの、相手も欲しい物がもらえてみんなが笑顔。何かを交換するっていいなあ」
香取さんは場所を変えて、またトレーディング。バッジはめぐりめぐって、聖火を持つ平昌パラリンピックのマスコット「バンダビ」に替わりました。
「1924年のパリ五輪で、選手たちの友好の印として交換したのが始まりなんだそうです。ピンバッジをツールにして、いろんな国や地域の人と交流しながら、欲しい物がもらえるのはうれしい。交換の時に、お金のやりとりがないのもいいなと思った」
2020年東京大会でも挑戦したい?
「やりたい。気軽に自分のオリジナルのピンが作れたら面白そう。例えば、自分が撮った写真がピンバッジになるとか。2年後はたくさんのピンバッジを持って観に行きたい」
オリンピックパーク内では、世界各国の人たちから声を掛けられた香取さん。
「いろんな方と出会えて、韓国の人たちも僕のことを知ってくれていた。選手たちだけでなく、いろんな国の人たちともつながることができた。競技会場を離れても、お祭りの雰囲気。これもパラリンピックの楽しみの一つなんですね」
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text by Issei Sakakibara / The Asahi Shimbun
Photo by Reina Kitamura / The Asahi Shimbun