香取慎吾が見たピョンチャン vol.11 「ステキな世界をありがとう」初パラリンピックで得たもの

2018.03.19.MON 公開

熱戦が続いた平昌冬季パラリンピックもついにフィナーレを迎えました。パラサポ・スペシャルサポーター、香取慎吾さんの平昌大会リポートもこれで一旦、一区切りです。これからも2020年東京大会のこと、その先の社会のことなどを自身の言葉で伝えていきたいという香取さん。SNSで読者のみなさんから寄せられた反応も、励みになりました。

 
韓国・平昌到着初日に選手村にて

現地で受ける熱は想像以上

「平昌に実際に出向いて分かったことがある。人から聞いたり、映像で見たりしてきたものよりも、頑張る選手や現地で応援する人から受ける熱は想像以上のものだったということ。大会の素晴らしさや意義も肌で感じることができた。笑顔でいる時間が多くて、明るくなれた気がする」

選手たちへ夢中になって声援を送る香取さん

これからも伝えていく

「パラスポーツのことは正直知らないことが多かった。知らないからこそみんなと一緒に知っていきたいと思ってパラリンピックをみた。それで知ることができたんです。少しだけど」

「素晴らしい大会をテレビや新聞はもっと報道して欲しい。そして、知りたいという人がさらに増えてくれるといいな。大会中はある程度情報が入ってくるけど、終わったら情報が減るかもしれない。ぼくはこれからも伝えていきます。東京大会のことも、その先も。でも、興味を持ってくれた人は自分から情報を探したり、パラスポーツの国内大会に実際に見に行ったりしてくれたらうれしい」

冬季パラリンピック日本選手史上初一大会でメダル5個の快挙達成した村岡桃佳選手と
初出場で金メダル1個・銅メダル1個獲得。挑戦を続ける成田緑夢選手と

「SNSを通じて、パラリンピックで感じたことや選手へのエールを発信してきました。寝る前にみんなからの返信を読むのが楽しみだった。ぼくを通じて初めてパラスポーツを知って、『自分の子どもには障害があるんだけど、大きくなったらスポーツが出来ることを伝えたい』とコメントをくれた人もいた。伝わっているんだと思えて、すごくうれしかった」

「みなさんからの『応援ありがとう』の言葉はとても励みになった。でも、感謝するのはぼくの方です。こんなステキな世界を教えてくれてありがとう

現地ボランティアの皆さんと。初パラリンピック、競技以外でもたくさんの発見があった

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text by Issei Sakakibara / The Asahi Shimbun
photo by Reina Kitamura  / The Asahi Shimbun

(朝日新聞・パラサポ共同企画)
朝日新聞デジタル「平昌パラリンピック特集」はこちら

『香取慎吾が見たピョンチャン vol.11 「ステキな世界をありがとう」初パラリンピックで得たもの』