子どもの運動不足解消に役立つ!読んで、動いて、楽しい、たいそう絵本5選
コロナ禍で思うように外出できない今、大人だけでなく子どもたちの運動不足も心配です。そこでおすすめしたいのが「たいそう絵本」。パンダやペンギンなど、かわいい動物たちが体操をする絵につられ、子どもたちも真似をして自然に体を動かすようになると評判の絵本を5冊ご紹介します。
シンプルでかわいい絵が魅力!
0歳児から楽しめるたいそう絵本
『ぺんぎんたいそう』
作:齋藤槙
福音館書店 880円(税込)
水族館でも1、2位を争う人気のぺんぎんが主役の絵本。短い手(?)足を精一杯のばしたり、縮めたりする姿がユーモラスで、子どもたちに大人気となりました。まだ文字が読めない子どもでも、見るだけで体を動かすことができるシンプルな動きばかり。ページをめくりながら、親子で一緒にぺんぎんたいそうをしてみませんか?
子どもの「言葉」と「表現」を引き出す
見て、動いて、声を出して楽しむ絵本
『パンダのあかちゃん おっとっと』
絵:わたなべさとこ 作:まつもとさとみ 文:うしろよしあき
KADOKAWA 1045円(税込)
かわいいパンダの赤ちゃんが「おっとっと」のかけ声のもと、上手にバランスをとる姿がなんともかわいい絵本。「おっとっと」の響きが子どもたちの興味をそそり、保育園でこの絵本を開くと「おっとっと」の大合唱が始まるのだとか。カエルやリスといった他の動物も登場して、みんなで「おっとっと」とする姿は、子どもの共感力を高めるのにも役立ちそうです。100人の保育士さんたちが推薦する人気の絵本。
就学前に身につけさせたい基礎体力を育む
スポーツ科学のプロ監修の良書
『どうぶつまねっこたいそう』
作:大森裕子 監修:内藤久士/巣立隆宏
交通新聞社 1100円(税込)
カンガルーやワニなど、さまざまな動物がかわいらしくダイナミックな動きをする絵本。順天堂大学スポーツ健康科学部学部長の内藤久士らスポーツ科学の専門家が監修をした、子どもの基礎体力を育むのに最適な一冊です。巻末では、それぞれの動きのねらいや効果を解説しているので、子どもの年齢や目的に合わせて親子で一緒に楽しんでみては?
読むと街中のあちこちで体を動かしたくなる
ユニークな新感覚絵本!
『へんてこたいそう』
作:新井洋行
小峰書店 1320円(税込)
2021年、東京オリンピックの開会式で話題にもなったピクトグラムをモチーフにした絵本。登場するのはトイレや横断歩道など、街でよく見るピクトグラムなので、子どもたちにも親しみやすいと評判に。タイトルのとおり、ちょっとユーモラスでへんてこな動きに子どもたちは釘付け。街で同じピクトグラムを見かけたら、思わず「へんてこたいそう」をしてしまう子どももいるのだとか。読むと、あちらこちらで体を動かしたくなる新感覚の絵本です。
知育と運動が同時にできる
動物あてっこ&たいそう絵本
『おしりふりふりだーれ?』
作:わだことみ 絵:かわぐちえり
岩崎書店 990円(税込)
いろいろな動物がおしりをふりながらダンス。何の動物かを考えてページをめくると正解の動物が、面白いさまざまな動きをしています。何の動物かあてっこをしながら、動きの真似をすることで、知育と運動が同時にできる絵本。子どもたちは面白い動きが大好きなので、自発的に真似をして自然に体を動かすことができます。巻末には親子で遊べる運動も掲載。
今回ご紹介した絵本は、子どもたちが自発的に楽しみながら体を動かせるように、絵や文章が工夫されたものばかり。親もいっしょにページをめくって体を動かせば、いいコミュニケーションにもなり、大人の運動不足解消にもなりそうです。ぜひ親子で一緒に楽しんでみてください。
text by Kaori Hamanaka(Parasapo Lab)