5月17日第2号発刊 蜷川実花監修 パラスポーツと未来を突き動かすグラフィックマガジン 『GO Journal』

2018.04.24.TUE 公開

2号はリオパラリンピック銅メダリスト山田拓朗、一ノ瀬メイらの写真・インタビュー他を掲載


日本財団パラリンピックサポートセンター(以下、パラサポ)は、蜷川実花氏がクリエイティヴ・ディレクターとして監修する、パラスポーツと未来を突き動かすグラフィックマガジン『GO Journal』2号を2018年5月17日(木)に発刊いたします。

『GO Journal』は、パラスポーツの興奮とパラアスリートたちの息づかいとそれを取り巻くカルチャーとの交錯点を伝えるフリーマガジンです。そこから目指すのは、パラスポーツ観戦のボトルネックとなっている「先入観」───障がい者はかわいそう、なじみが薄い、そもそも分からない、スポーツそのものの興奮がない、などといった見方・認識───を揺さぶり、転覆させ、ひいては2020年以降のインクルーシブ社会の発展に向けて、一人一人の行動を喚起するためのトリガーとなることです。

2号では、蜷川実花氏による水泳・一ノ瀬メイ選手(リオ2016パラリンピック日本代表)、山田拓朗選手(リオ2016パラリンピック S9クラス50m自由形 銅メダル)の撮り下ろし写真とインタビューに加え、車いすフェンシング・安直樹選手と日本フェンシング協会会長で北京・ロンドンオリンピックの銀メダリスト太田雄貴氏との対談、リオ2016パラリンピック閉会式・フラッグハンドオーバーセレモニーでダンスを披露した義足ダンサーの大前光市氏のフォトセッション、インタビュー等を掲載。創刊号(2017年11月発行)同様に蔦屋書店等で無料配布され、主要図書館および高等学校への寄贈も予定しています。

GO Journalクリエイティヴ・ディレクター 蜷川実花氏 コメント

GO Journalの2号目が発刊になります。いろいろなところから、たくさんの素敵な感想や反響をいただき私も驚いています。
「この本が、パラスポーツ、パラアスリート、障がい者を取り巻く環境や意識がかわるキッカケになれたら本当にうれしい」という創刊の思いは、変わらないどころかますます強くなってきました。私を含め、GO Journalに関わっていただいているみんなの意識や、世界の見え方は変わってきた気がします。
そして、パラアスリートの方々も「GO Journalに出たい」と言ってくださる方がたくさんいるとのことで、本当に嬉しいです。彼らのかっこよさを伝え続けていきたいと思います。

【GO Journal (ゴー・ジャーナル)2号】
主催:日本財団パラリンピックサポートセンター
発行:2018年5月17日|価格:無料|部数:20,000部
判型:A3タブロイド判型|ページ数:48p
協賛:キヤノン株式会社・大日本印刷株式会社・東京地下鉄株式会社
【URL】 http://www.parasapo.tokyo/gojournal/ 
【一般お問い合わせ】 gojournal@parasapo.tokyo

■配布場所(無料):
・日本財団ビル(港区赤坂)
・蔦屋書店(銀座、代官山、中目黒、京都岡崎、梅田、広島、六本松)
・キヤノンデジタルハウス銀座(中央区銀座)
・キヤノンプラザS品川(港区港南)
・DNPプラザ(新宿区市谷田町)
※在庫がなくなり次第配布終了

■その他プロモーション情報:
・全国図書館(800館)および全国高等学校(約5,000校)への寄贈
・5月23日(水)から6月5日(火)まで東京メトロ各駅にポスターを掲出

【プロフィール】
■GO Journalクリエイティヴ・ディレクター
蜷川実花|にながわ・みか|Mika NINAGAWA|写真家、映画監督
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)監督。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展」が全国の美術館を巡回。2010年、Rizzoli N.Y.から写真集を出版、世界各国で話題に。2016年、台湾の現代美術館(MOCA Taipei)にて大規模な個展を開催し、同館の動員記録を大きく更新した。2017年、上海で個展「蜷川実花展」を開催し、好評を博した。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事就任。
www.ninamika.com/


■パラアスリート
一ノ瀬メイ|いちのせ・めい|Mei ICHINOSE|水泳
1997年生まれ。京都府出身。近畿大学水上競技部所属。生まれつき右肘から下がない先天性右前腕欠損。障がいクラスはS9 SB9 SM9。1歳半から京都市障害者スポーツセンターで水泳を始める。2010年、当時史上最年少でアジアパラ競技大会に出場し、50メートル自由形で銀メダル獲得。以降、中学・高校年代で国内およびアジアの大会で数多くのメダルを獲得。2016年のリオパラリンピックでは、100メートル自由形(S9クラス)で自己ベストを更新した。

山田拓朗|やまだ・たくろう|Takuro YAMADA|水泳
1991年生まれ。兵庫県出身。NTTドコモ所属。生まれつき左肘から下がない左先天性前腕亡失。障がいクラスはS9 SB8 SM9。3歳で水泳を始め、小・中学生までは健常者にも引けを取らない成績でオリンピック出場を目指す。2004年、13歳の時にアテネパラリンピックに出場。以降、北京、ロンドン、リオと4大会連続出場を果たす。2016年のリオパラリンピックでは、50メートル自由形(S9クラス)で銅メダルを獲得。2020年、東京パラリンピックで5大会連続出場と金メダル獲得を目指す。

■対談
安直樹|やす・なおき|Naoki YASU|車いすフェンシング
1977年、茨城県ひたちなか市生まれ。14歳で手術のミスにより左足の股関節に重い後遺症を負う。以後、車いすバスケットボールに熱中。日本選手権MVP、アテネパラリンピック出場、イタリアのプロリーグに加入など日本を代表する選手に。2015年3月より車いすフェンシングに転向。2020年の東京パラリンピックでのメダルを目指す。

太田雄貴|おおた・ゆうき|Yuki OTA
1985年、京都府生まれ滋賀県育ち。小学生からフェンシングを始め、各年代で全国大会を連覇。高校2年で全日本選手権を優勝し、長らく日本のトップフェンサーとして君臨。2008年の北京オリンピックでは男子フルーレ個人、2012年ロンドン大会では団体でともに日本人初の銀メダルを獲得。2017年より日本フェンシング協会会長に就任。

■カルチャー
大前光市|おおまえ・こういち|Koichi OMAE|義足ダンサー
1979年、岐阜県下呂市生まれ。高校生の頃よりバレエ教室へ。大阪芸術大学でもバレエを専攻した。2003年、交通事故により左脚の膝から下を切断。以後、義足での踊りを追求している。2016年のリオパラリンピック閉会式やNHK紅白歌合戦のほか、公演も多数。髪型は3カ月に1度イメージチェンジする。

『5月17日第2号発刊 蜷川実花監修 パラスポーツと未来を突き動かすグラフィックマガジン 『GO Journal』』