講師:秦 由加子(トライアスロン / 水泳)
卒業生ということもあり、同じ制服を着用した中学生時代の写真があったり、私立学校のため関わっていた教員も多数おり、より強く思いが伝わったと感じます。生徒への呼びかける中で、真剣に考える場面も作ってくださり、保護者への思いや競技への取り組み、あこがれの選手、パラ競技に出場する世界中の仲間のことなど、映像を交え、伝えていただきました。中高生にも、前向きに、逃げずにチャレンジすることや友人などに寄り添うことの大切さ、周囲が見守ってくれることへの感謝が強く伝わりました。
▼講演中の様子
参加者の声
苦しい過去も、自分の考え方次第で未来は変えられるって学べた。日常で困っている人を助けることを習慣にしたい(中1)
人生何があるかわからないけど、どんな状況でも挑戦してみる!あきらめないで生きようと思いました(中2)
私たちも、助ける準備ができていたら助けられる、助け合いをすることが大事だと感じました(中3)
自分に自信を持てたら生きがいだけでなく自分のことも好きになれるのかな、と思いました。今、やりたいことが多いけれど全然努力できていないとも自覚しています。でも、面倒なことでも続けて、目標を達成でするために頑張ろうと思いました(高1)
つらい経験もよかったと思える経験も共有してもらえたことは本当にありがたいことであるのと同時に、このお話を無駄にしないよう、講堂に移そうと強く感じた(高2)
講演を聞き、自分の日常がどれほど恵まれているのか実感した。今後の人生において、お話にあった感謝・挑戦・寄り添う心を胸に刻みながら、自分らしい生き方を追求したい(高3)
開催担当者の声
目にわかる形で障害を持っている方と、直接かかわることは自宅と学校の往復が中心の中高生にとってはとても少なく、感情も含めて整理しづらいアンタッチャブルな部分でもありました。
今回の特に質疑応答の中で、「気づいて気にしている、フォローする準備ができている」だけでも大きく助けられるし心強い旨の話があり、秦さん自身から、ご自身のこれまでと気持ち、そしてこれからの目標を語っていただいた後で、さらに障害を持った方に対してどうしたらよいか、基本姿勢を教えていただけたことはありがたかったです。
講演会と言いながらも、こんな素敵な卒業生がいるんだ、ということを生徒に伝えることも大きな目的だったので、とても明るく、でも悔しいという感情や保護者の方への思いも伝えてくださったことは、本校中高生にとって、この先、前を向いて進む大きな力になったと感じます。ありがとうございました。