『してあげる』と『してもらう』自分はどちら側? 当事者目線での共生社会の考え方

開催
2024.05
企業・学校・団体名
公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団 三鷹市生涯学習センター
目的
パラスポーツを取材されている方に、工夫やサポート、ルールをちょっと変えることで、多くの人が参加できる、パラスポーツの魅力についてご講演をいただいたことがあり、今回はアスリートの視点からお話をいただきたいと思っておりましたところ、あすチャレ!メッセンジャーのことを知りました。 パラスポーツでのご経験とともに、当事者として、日常生活で感じていることなどをお話しいただくことを通じて、多様性のある社会、共生社会とはどのような社会で、その実現に向けて、シニアのみなさん一人一人が、できることは何かを考える機会になればと思いました。
参加人数
120人
形式
対面
担当講師
渡邊 剛
  • #共生社会

『してあげる』と『してもらう』自分はどちら側? 当事者目線での共生社会の考え方

講師:渡邊 剛(卓球)

渡邊様が30代で車いす生活となり、どのように受け止めておられるのだろうと思い、お聞きしました。印象に残っていることは4点ありました。「中途障がい者となったことについても、五感のうちの触覚を身体の1部で失ったことよりも、まだ多く学んでいけると前向きに捉えていたこと。バイク事故で同じように車いす生活となっていた中学校の同級生からの「次はパラリンピック選手村で会おう」という言葉に、心に火が付いてパラスポーツを始めたこと。共生社会の当事者は社会に生きる全員であり、健常者も障がい者も無意識に壁を作ってしまったり、偏見を持つことに気をつけ、双方が歩み寄ることが大切であること。共生社会は相利社会であり、お互いに持ちつ持たれつであること」などです。そして生涯学習を通じて、自分にできることは何かを考え活かすことなど多くの学びや気づきがあり、パラ卓球という競技の魅力と併せてたくさんお話しいただきました。

  • 参加者の声

    ・無意識の偏見について気づかされた。
    ・アンコンシャスバイアスの例を知って、障がいを持っている方へのアプローチやサポートをもっと学んでみたいと思った。
    ・ないものに心奪われるより、あるものに目を向けていく考え方が大切なことを感じました。
    ・一人の人間として、可能性を信じて前向きに堂々と生きていくことは障がいを持っていても変わらないなと思いました。
    ・自分の思い込みで動いてはいけないと思いました。謙虚な心で、学んでコミュニケーションをとって行動していこうと思いました。

  • 開催担当者の声

    よく声が通り、お話しもとても聞きやすくわかりやすかったです。講演の中で参加者へ講師から質問する機会があり、スマホでQRコードを読み取り回答すると、リアルタイムで結果がわかるオンラインアンケートをご用意くださいました。シニアが対象でしたので、QRコードの読み取りに苦戦した方もいらっしゃいましたが、参加できた方は、あまりない経験を楽しんでおられました。また、質疑の時間を多く設けていただき、参加者の素朴な質問にも丁寧に答えていただきました。ありがとうございます。

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