【2月の注目大会】白熱のバトルに引き込まれるパラスポーツの大会へGO!

【2月の注目大会】ウィンターシーズン到来&女子日本代表に期待
2019.01.30.WED 公開

ウィンターシーズン真っ盛りの2月。昨年の平昌パラリンピックから正式競技となったスノーボードの国内大会が長野で開催されるほか、世界を転戦しているウィンタースポーツの日本代表たちの活躍にもご注目を。そして、夏季競技はパワーリフティングテコンドーの日本選手権が開催! また、ゴールボール車いすバスケットボールブラインドサッカーと、2月は女子日本代表による海外勢との力試しが目白押しだ。国内トップ選手たちが最高の準備をして“勝ちに行く”白熱の戦いを、ぜひライブで観戦しよう!

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ゴールボール女子の最強国が来日!

【ゴールボール】
天皇陛下御在位三十年記念 2019ジャパンパラゴールボール競技大会

ゴールボール女子日本代表が海外チームを迎えて真剣勝負! 世界ランキング1位のブラジル、同2位のトルコ、同6位のアメリカを迎え撃つ。昨年、インドネシア2018アジアパラ競技大会を制した世界ランキング4位の女子日本代表は、自慢の守備力でどんな戦いを見せるか。ターゲットは、もちろん東京2020パラリンピックの金メダル。世界最強国に勝利し、勢いをつけたい選手たちに静かで熱いエールを送ろう!

攻撃力に磨きをかけるベテラン小宮正江(右)

注目選手:浦田理恵、小宮正江、欠端瑛子 など

開催日:2019年2月1日(金)~3日(日)
開催場所:千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)
入場料:無料

各階級“日本一の力持ち”は誰か!?

【パワーリフティング】
第19回全日本パラ・パワーリフティング・国際招待選手権大会

剛腕たちが日本チャンピオンの座を競い合う、世界への登竜門! 今回はラオス、ベトナム、韓国の3ヵ国の選手たちも参戦。来日選手の中には、インドネシア2018アジアパラ競技大会の男子49kg 級で優勝したラオスのピア・ラオパクディ、この競技の強豪国・ベトナムから同じくアジアパラ金メダルのダン・ティ・リン・ポウ(女子50kg級)やグエン・ビン・アン(男子54 kg級)など、注目選手が多数やってくる。日本選手も大堂秀樹を始めとするベテランから、森崎可林ら新鋭も全力で自らの記録更新に挑む。

記録誕生の興奮は会場でしか味わえない! 過去には西崎哲男らが日本新記録を叩き出した

注目選手:大堂秀樹(88kg級)、中辻克仁(107kg級)、樋口健太郎(72kg級) など

開催日:2019年2月2日(土)、3日(日)
開催場所:日本工学院八王子専門学校 片柳記念ホール(東京都八王子市)
入場料:無料

女子日本代表の勇姿を目撃せよ!

【車いすバスケットボール】
2019国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会

近年、パラリンピックや世界選手権といった国際主要大会の出場権を得られず、東京2020パラリンピックに向けて強化が急務となっている車いすバスケットボール女子日本代表。ポイントゲッターの網本麻里が海外リーグで武者修行するなど、選手たちは個々のレベルアップにも励み、昨年同様オーストラリア、イギリス、オランダとの4ヵ国対抗戦に挑む。新体制で臨んだ前回は最下位に終わってしまった日本だが、毎年多く詰めかける観客に成長した姿を見せられるか。

スペインから帰国した網本麻里のショットさく裂なるか? 

注目選手:網本麻里、藤井郁美、萩野真世 など

開催日:2019年2月15日(金)~17日(日)
開催場所:大阪市中央体育館(大阪府大阪市)
入場料:無料

パラテコンドー国内屈指の大会!

【テコンドー】
第12回全日本テコンドー選手権大会

地道な普及活動による競技人口の増加で、東京パラリンピックに向けて熱を帯びるパラテコンドー。激戦必至のパラキョルギ(障がいのある選手による組手)は、健常者による「2019 世界テコンドー選手権大会」選手選考会を兼ねた全日本選手権のなかで16日に開催される。国内トップ選手の伊藤力、星野佑介も参戦予定(実施階級は、参加状況により後日、確定される)。それぞれの障がいに合ったスタイルで戦う選手たちの磨き抜かれた技と素早い蹴りに注目だ!

パイオニア伊藤だけじゃない! 若手の星野佑介にも注目だ
(写真は、南関東テコンドー選手権大会)

注目選手:伊藤力、太田渉子、工藤俊介 など

開催日:2019年2月16日(土)、17日(日)
開催場所:千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)
入場料:無料

技術とスピードを磨いた選手が雪上でぶつかり合う!

【スノーボード】
第5回全国障がい者スノーボード選手権大会&サポーターズカップ大会

5回目を迎える障がい者スノーボードの選手権大会。本大会は次年度の代表チーム選考合宿への参加要素となる重要な大会でもあり、国内のパラスノーボードトップ選手も参加する。実施種目は、カーブやジャンプなどのコースを2名一組の選手が同時にスタートして競うスノーボードクロス。毎年、難易度が上がるコースと雪面、そして選手同士の駆け引きを制するのはどの選手か。スノーボードは、2022年の北京大会で平昌大会を上回る12種目の開催が決定。日本代表候補もぜひチェックしておきたい。

2人一組で同時にスタートして着順を競うシンプルさも見どころ

注目選手:小栗大地(LL1)、市川貴仁(LL2)、岡本圭司(LL2)など

開催日:2019年2月17日(日)
開催場所:白馬乗鞍温泉スキー場若栗ゲレンデ(長野県北安曇郡小谷村)
入場料:無料

女子日本代表が世界へアピール!

【5人制サッカー】
さいたま市ノーマライゼーションカップ2019 
女子日本代表対 IBSA 世界選抜

東京パラリンピックでは男子のみが採用されている5人制サッカー(ブラインドサッカー)に女子が名乗りを上げているのをご存じだろうか。日本では、2017年4月に女子チームが発足し、その翌月に行われた初のトーナメントでIBSA世界選抜と対戦して優勝を果たしている。その決勝で値千金のゴールを決めた高校生の菊島宙は、普段は男子に混ざって国内リーグに参戦し、2018年の日本選手権でも最多得点を挙げているストライカー。日本は菊島のゴール量産で女子のムーブメントを巻き起こす!

パワーのあるシュートが持ち味の菊島宙
(写真は、アクサブレイブカップブラインドサッカー日本選手権)

注目選手:菊島宙、工藤綾乃、本多さかえ など

開催日:2019年2月23日(土)
開催場所:サイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)(埼玉県さいたま市)
入場料:無料

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text by TEAM A
photo by X-1

『【2月の注目大会】白熱のバトルに引き込まれるパラスポーツの大会へGO!』