初めての方必見! 東京2020パラリンピックを観るべき「4つの理由」
いよいよ幕を開けた東京オリンピック、パラリンピックイヤー。開催国として各メディアでも盛んに取り上げられ、これまで以上に盛り上がっているが、今回は特にパラリンピックへの注目が高まっているのをご存じだろうか? というのも実は、パラリンピックにはスポーツ観戦を超えた様々なサプライズが隠されているのだ! そこで今回は、東京2020パラリンピックを観ないと時代に乗り遅れる!? 4つの理由(サプライズ)を紹介する。
理由1:想像をはるかに超えて「面白すぎる」競技が多い
まずは競技自体の面白さについて。パラリンピックの競技には、独自のルールや様々な用具が採用されているのだが、その独創性がとにかくユニークで興味深い。
例えば、視覚に障がいのある選手がプレーする「5人制サッカー(写真①)」。フィールドプレイヤーは全員アイマスクを装着し完全に視覚を遮断して行うのだが、見えないはずなのにまるで見えているかのような神がかったプレーが見ものだ。またラグビーと言えば、激しいタックルも醍醐味の一つだが、「車いすラグビー(写真②)」は、なんと車いす同士のタックルが認められている。そのあまりの激しさにひっくり返ってしまうこともしばしば。車いすのイメージを覆すエキサイティングなゲームは、一度観戦するとハマってしまう人も多いと言う。
他にも、地上のカーリングと呼ばれている「ボッチャ」や、視覚を遮断する特殊なゴーグルを装着して幅9メートルの巨大なゴールめがけてボールを投げあう「ゴールボール」など、パラリンピック独自の競技にも注目だ。見どころ満載の新感覚スポーツが目白押しなので、ぜひ下記のリンクをチェックして欲しい。お気に入りの競技を見つけて、東京2020パラリンピックの観戦を楽しもう!
東京2020パラリンピック実施競技を知ろう!
https://www.parasapo.tokyo/sports?search-host_cities%5B%5D=tokyo2020理由2:「価値観」が圧倒的に広がる
次に、パラリンピック競技への関心は「価値観が広がる」という貴重な機会にもなる。価値観のアップデートは、普段の生活の中ではなかなか起こりにくいものだが、創意工夫を凝らし限界に挑むパラリンピアンの勇姿を目の当たりにするとどうだろう? 今までの当たり前を覆すような驚きと発見とともに、自分の中の新たな価値観の広がりに気づくはずだ。
理由3:世界の常識「D&I」が身につく
世界では「ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)」が根付いている国が多いが、残念ながら日本ではまだまだ圧倒的に意識が低いのが現状。「D&I」とは、性別や人種、宗教、障がいの有無、性的指向、民族、考え方など、あらゆる多様性を認め合う考え方のことだが、例えばあなたは、外国人、障がいのある人、LGBTの人など、自分と違う文化や環境の人と、うまくコミュニケーションをとる自信はあるだろうか?
これからは世界的に「多様性に対する受容性」がキーワードとなってくる時代。子どもへの教育はもちろん、私たち大人も日頃からあらゆる人々とコミュニケーションをとる機会を積極的に増やすことで「世界のスタンダード」が身につき、人間力の向上にもつながるだろう。そのきっかけの一つとして、パラリンピック観戦は大いに役立つはずだ。
理由4:国際目標「SDGs」 に貢献できる
「SDGs」とは、2015年9月開催の国連サミットで決められた「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」のことで、2016年から2030年までの、国際社会共通の目標と言われている。持続可能な世界を実現するために、17のゴールと169のターゲットが設定され、「地球上の誰ひとり取り残さない」ことを誓っているのも特徴だ。
このSDGsの中でも、あらゆる面において「平等」は大きな課題の一つ。すべての人が健康で安全で、質の高い教育が受けられ、働きがいのある仕事ができること。そういった社会、国を作るには、まずは一人一人の意識改革が必要となるだろう。パラリンピックには、そういった意識改革への気づきや、変化を起こす行動力につながるパワーがある。 東京2020パラリンピックは、これまでの社会を大きく変えるビッグチャンスなのだ。
以上が、 東京2020パラリンピックを観るべき「4つの理由」である。スポーツとして楽しむ以上の価値を、ぜひこの機会に身をもって体験して欲しい。
東京2020パラリンピック観戦チケットについてはコチラから!
https://www.parasapo.tokyo/paralympic/2020ticket
text by Parasapo Lab
photo by Getty Images Sport