[ピョンチャンプレ大会]スノーボード成田、アルペンスキー森井、クロスカントリー新田らがパラリンピック本番につながる活躍

2017.03.31.FRI 公開

2018年3月9日から18日まで開催されるピョンチャンパラリンピックまであと1年を切った。

開催地の韓国・ピョンチャンでは、本番を想定したプレ大会が行われ、スノーボード、アルペンスキー、ノルディックスキー競技の日本人選手も多数出場。表彰台を目指すアルペンスキーの森井大輝や鈴木猛史、クロスカントリー新田佳浩らトップ選手らが、会場の雰囲気やコース、雪質などを確かめた。

新鋭・成田が金メダル! ピョンチャンパラからの新競技、スノーボード

3月10日から13日、Jeongseon Alpine Centreで「Jeongseon 2017 World Para Snowboard World Cup Finals」が行われた。実施されたのは、バンクドスラローム、スノーボードクロスの2種目。日本からは、成田緑夢(SB-LL2)、小栗大地(SB-LL1)、市川貴仁(SB-LL2)、藤嶋大輔(SB-LL2)の4選手が出場した。

バンクドスラロームでW杯初優勝を果たした成田に、ピョンチャンパラリンピックでも表彰台の期待がかかる
成田はスノーボードクロスでも銅メダルを獲得する活躍
バンクドスラローム(写真)で5位、スノーボードクロスで6位だった小栗
バンクドスラロームで滑る市川
バンクドスラロームに出場した藤嶋

ベテラン森井、悲願の金メダルへ弾み。日本のメダル量産に期待がかかるアルペンスキー

3月11日から18日、Jeongseon Alpine Centreで開催された「Jeongseon 2017 World Para Alpine Skiing World Cup Finals」。実施されたのはダウンヒル、スーパーG(2戦)、ジャイアントスラローム、スラローム。日本からは、男子座位の森井大輝(LW11)、狩野亮(LW11)、鈴木猛史(LW12-2)、夏目堅司(LW11)、女子座位の村岡桃佳(LW10-2)、男子立位の三澤拓(LW2)が出場した。

森井はダウンヒルとジャイアントスラロームの2種目で金メダルを獲得し、2016-17シーズンのW杯総合王者に輝いた
ダウンヒルで金メダルを獲得した森井の滑降
鈴木はスぺシャリストと呼ばれるスラロームで金メダル(写真はスーパーG)
女子の村岡は2個の銀メダルを含む4個のメダルを獲得(写真はダウンヒル)
立位の三澤は、スーパーGの6位が最高
狩野はダウンヒルで銅メダルだった(写真はスーパーG)
ダウンヒルで8位だった夏目

得意のクラシカルで新田が金メダルを獲得したノルディックスキー

バイアスロン、クロスカントリースキーの2競技が実施されるノルディックスキーは、3月10日から15日にかけて、Alpensia Biathlon Centreで「PyeongChang 2017 World Para Nordic Skiing World Cup」が行われた。 日本からは、男子立位の新田佳浩(LW8)、川除大輝(LW5/7)、岩本啓吾(LW3)(以上、クロスカントリーのみ)、佐藤圭一(LW8)、星澤克(LW8)、女子立位の阿部友里香(LW6)、出来島桃子(LW6)、視覚障がいの高村和人(B1)、女子座位の新田のんの(LW10.5)が出場した。

クロスカントリーのパラリンピック金メダリスト新田は、クラシカル・スプリントで銀に終わるも、最終日のミドルで金!
クラシカル・ミドルで金メダルを獲得した新田の滑り
クロスカントリー・フリーで銅メダルだった出来島
2種目に取り組む阿部は、バイアスロンで4位だった
佐藤はバイアスロンで6位
ノーストックで滑るクロスカントリーの川除
星澤はバイアスロンの10位が最高
ガイドとともに滑る視覚障がいの高村
パラリンピック初出場を目指す座位の新田のんの
クロスカントリーに出場した岩本

車いすカーリングの世界選手権はノルウェーが優勝

3月4日から11日まで8日間にわたり、Gangneung Curling Centreで開催された「World Wheelchair Curling Championship 2017」。1位はノルウェー、2位はロシア、3位はスコットランド、4位は中国だった(日本は不出場)。

強豪国を抑えて優勝したノルウェー
出場国はそれぞれアイスの状態を確認しながら、トーナメントを戦った

text&photos by X-1

『[ピョンチャンプレ大会]スノーボード成田、アルペンスキー森井、クロスカントリー新田らがパラリンピック本番につながる活躍』