【日本代表選手名鑑】車いすバスケットボール女子|東京2020パラリンピック
2021年8月24日~9月5日に開催される東京2020パラリンピックに出場する車いすバスケットボール女子日本代表のメンバーを一挙紹介する。
※この記事は『パラリンピックジャンプ VOL.5』に収録された『日本代表男女選手名鑑』を元に制作しています。
『リアル』を読んで、地元・山口のチームで車いすバスケットボールを始めたムードメーカー。2019年女子U25世界選手権では、姉御的存在で経験の浅い選手たちをまとめ、過去最高の4位入賞に大きく貢献。長いリーチを生かしたディフェンスやスポットシュートは日本代表でも武器になった。イチゴが大好物!
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京都出身のチーム最年少だが、代表歴は2014年アジアパラ競技大会からと国際試合の経験は豊富だ。得意のミドルシュートとスピードを活かしたカットインが武器の日本のチャンスメーカー。2019年女子U25世界選手権では、ポイントゲッターとしてチームを4位入賞に導いた。ラッキーカラーはピンク。
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どんなに大きな相手でも激しいディフェンスで立ち向かう熊本出身のファイター。北京パラリンピックの4位入賞も、ロンドン・リオ出場を賭けたAOZ予選の2度の敗退も経験。喜びも悔しさも、パラリンピックの怖さも知る百戦錬磨のベテランが、代表チームに復帰した。献身的なプレーでチームを支える。
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2010年の世界選手権で初代表を経験。コートでパスを受けたら、まずゴールを狙うクイックシューターは、そのスタイルで11年間走り続けてきた。流れを変えたいときに途中出場でシュートを決めてベンチに下がる、そんなワンポイント起用にも応えるベテラン。相手のリズムを狂わせる危険なプレーヤーだ。
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ローポインターのリーダーとして日本に欠くことのできない存在。スピードを活かしたカットイン、ここ一番で決めるアウトサイドシュートでチームに良いリズムを呼び込む。“マヨ姉”と後輩から慕われているが、実はチームで一番の負けず嫌い。初めてのパラリンピックにかける思いは誰よりも強い。
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AOZの高い壁に阻まれて3大会ぶりの出場となる女子日本代表。北京パラ以降、ダブルエースとして活躍してきた藤井と網本麻里が、東京パラリンピックではダブルキャプテンも兼任してチームを牽引する。パラリンピック4大会出場の夫・新悟と愛息の蒼空(そら)の応援を力に、5大会ぶりのメダル獲得を目指す。
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澤穂希に憧れ、Lリーグ(現なでしこリーグ)で快速ウィングとして活躍した滋賀県出身の元サッカー選手。2015年から強豪クラブチーム「カクテル」で車いすバスケットボールを始め、すぐに頭角を現わした。高い身体能力を活かしてゴール下を主戦場として闘い、藤井郁美とコンビを組んだ2on2は日本の強力な武器。
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北京パラリンピックでは大会得点王に輝き、2011年の女子U25世界選手権では1試合51得点で世界記録を塗り替えるなどワールドクラスの得点力を誇る。オーストラリア、ドイツ、スペインと世界のリーグを渡り歩き、トップ選手として活躍してきた。東京パラリンピックでは藤井郁美とともにキャプテンとしてチームをまとめる。
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世界レベルのスピードでコートを縦横無尽に走り回る、日本の元気印。よく通る大きな声でチームを鼓舞しながらも、楽しむ気持ちを全面に押し出したプレーで多くの観客を惹きつける。スピードを活かしたカットインからロングレンジのシュートまで、幅広いプレーでどこからでも点を取れる点取り屋だ。
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2010年のアジアパラ競技大会で初代表。国際経験を積みながら、バスケットボールセンスと高い判断能力でチームの頭脳として日本代表の中心となった。同じカクテルで長年日本代表として活躍した吉田絵里架からの系譜を受け継ぐ“影の仕事人”。ハイポインターにゴール下への道を作り、チームを勝利へと導く。
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車いすバスケットボールを始めたきっかけは、高校時代に地元の熊本で街を歩いていたとき、「一緒に車いすバスケットボールをしませんか?」と声をかけられたこと。スカウトした平井美喜とともに練習を重ね、ついに一緒に日本代表として東京パラリンピックを戦うこととなった。ディフェンスに定評があるユーティリティプレイヤーだ。
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女子日本代表キャプテンを長く務めたレジェンド・多智利枝さんの秘蔵っ子で2013年から車いすバスケットボールを始め、2016年に強化指定選手に選出。長いリーチから繰り出されるミドルシュートが持ち味。オフはニコニコしているが、コートでは獅子奮迅に立ち回り、ガッツあふれるプレーでチームに勢いをつける。
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https://www.parasapo.tokyo/paralympic/2020schedule#para2020-sv-schedule
GROUP A
カナダ、オーストラリア、イギリス、ドイツ、日本
GROUP B
アメリカ、中国、オランダ、スペイン、アルジェリア
女子予選リーグ展望
日本は高さのあるカナダ・オーストラリア・ドイツ、世界選手権準優勝のイギリスのいるグループAに入った。日本にとっての一番の試金石は同地区のオーストラリアとの試合になるだろう。しのぎを削り合ったライバルからの勝利を突破口に、決勝トーナメント進出、さらにメダル獲得へ突き進んでほしい。
岩佐HCコメント
text by チームリアル
photo by X-1
※本記事は『パラリンピックジャンプ』編集部協力のもと掲載しています。
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