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アルペンスキー
アルペンスキー村岡桃佳・パラアスリート物語
2018.04.03.TUE 公開
※本記事は2017年秋、平昌冬季パラリンピックを控える村岡選手に取材し、パラスポーツマガジンVol.2に掲載されたものです。
2017年3月に行われたW杯白馬大会スーパー大回転(女子座位)で優勝し、平昌大会ではメダルを狙う村岡選手。レース中の真剣なまなざしの一方で見せるかわいらしい素顔に迫ります。
一年の約半分は遠征だが、それ以外は大学のスキー部で寮暮らし。
「普段は朝6時起き。寮の朝礼があり、そのあと朝食をすませて、準備して授業に向かいます。午後の授業がない日は、国立スポーツ科学センターに行って車いすを漕いだり筋トレしたり。帰宅は9時前になってしまうため、そんな日は勉強は『ごめんなさい!』でベットに直行しちゃいます」
いまは平昌に向けて忙しい日々。さぞかしシンプルなものに囲まれて生活していると思いきや、意外なことに身の回りのタオルや枕はキャラクター尽くしだそう。
「幼い頃の夢はキティちゃんでしたから(笑)」
オフの日は友人や妹と車ででかけることも多い。『ももいろクローバーZ』が好きなのは妹の影響で、ライブに行くことも。でも、4人部屋の寮ではイヤフォンを付けて音楽をひっそりと聴くんだとか。
「寮にいるときは、音楽を聞いたり、読書したりしていますね。古本屋でマンガをまとめて買ったり……。あとは東野圭吾さんの作品がすごく好きで遠征にも持っていくほどです。アルペンスキーは個人競技だから、基本的にひとりで過ごすのが好きなんですよ」
幼い頃からインドア派だったという村岡選手。そんな彼女を外に連れ出し、パラリンピックという目標に引き合わせてくれたのは父の秀樹さん。「メダルを獲ったら、父にいちばんにかけてあげたいです」
村岡桃佳(むらおかももか)選手
text by Parasapo
photo by Mariko Mibu
(パラスポーツマガジンVol.2より転載)