普段は見られない姿をキャッチ! レッドカーペットを彩るパラリンピアンたち
ユニフォームからオケージョンスタイルに変身したパラリンピアンたち。「HEROs AWARD 2022」のレッドカーペットに登場した彼らのファッションをチェック!
藤澤潔(元車いすバスケットボール日本代表)
ポイントはメタルフレームの丸メガネと、「攻めてくれ」とオーダーしたツーブロック。ブラックカラーのタキシードはつや感のある生地で、華麗さを兼ね備え。胸元がしっかり見える深めのベストを合わせたことで、上品さが一気にアップ。着る機会が少ないタキシードですが、藤澤潔選手は見事にキメています。
浦田理恵(元ゴールボール女子日本代表)
「おしとやか」をテーマにブルーグリーンのロングドレスで登場した浦田理恵選手。プリーツがかったミモレ丈のスカートは、エアリーに揺れるシフォンで軽やかに。大小さまざまな大きさの花柄をあしらった五分袖のレーストップで、華やかさが増しています。カールさせた髪がいつもとは違った雰囲気に。
鳥海連志(車いすバスケットボール)
鳥海連志選手のフォトショットは、まるでコレクションのワンシーンのよう。スタイリストが選んだ、色鮮やかなピンクとオレンジの大きな花柄をプリントしたズボンは、ややもすると服に負けてしまいがちですが、堂々と着こなしています。「僕らしく見える」と本人もお気に入り。オーバーサイズ気味のジャケットに赤の紐タイで、フォーマルななかに抜け感を演出。
豊島英(元車いすバスケットボール日本代表)
正統派のタキシードながら、プリーツの入ったウィングカラーシャツにスタッドボタンとカフスボタン(カフリンクス)を合わせたディテールで、さりげなくこなれ感をプラス。爽やかで清潔感を漂わせる着こなしは、豊島英選手のキャラクターそのもの!?
堀江航(元アイスホッケー日本代表)
カーリーなヘアスタイルと髭。そのラフさとは対照的なきりりと引き締まったファッションのミックスが堀江航選手ならでは。ボウタイは大きめのバタフライをチョイスし、存在感を醸し出しています。
鈴木孝幸(水泳)
目鼻立ちがはっきりとしている鈴木孝幸選手は、洋装がとってもお似合い。格式張りすぎないフォーマルウェアで、親しみ感があります。すっかりトレードマークとなった髭(!?)とのバランスもグッド。スタイリッシュです!
山田拓朗(水泳)
全身をラルフローレンでコーディネートした山田拓朗選手は、定番のタキシードながら、雰囲気はどこかカジュアル。その理由は靴。よく見るとフォーマルでは定番の紐のついた革靴ではなく、ウール素材の靴を履いています。型にはまらないスタイルが素敵です。
上山友裕(アーチェリー)
競技のチェストガード姿のイメージが強い上山友裕選手が、凛々しいタキシード姿に大変身。ジャケットのショールカラーは特別な日ならではで、エレガントながら丸みを帯びて優しい印象に。普段とは違う一面をのぞかせています。
小松沙季(カヌー)
ブラックのハイネックニットのトップスに、やや濃いめのグレンチェックのパンツをコーディネート。小松沙季選手は、重くなりがちな組み合わせも、ゴールドのコインペンダントと白いブローグシューズをアクセントにして柔らかな印象に仕上げています。
岩渕幸洋(卓球)
王道のタキシードに身を包んだ岩渕幸洋選手。定番のスタイルですが、サイズ感はぴったり。「結婚式以来のタキシード」だそうですが、控えめななかに、自信をのぞかせています。
text by TEAM A
photo by Hiroaki Yoda