【パラスポーツ!これだけは知りたい】パワーリフティング

【パラスポーツ!これだけは知りたい】パワーリフティング
2025.04.16.WED 公開

パワーリフティング(パラ・パワーリフティング)は、障がいのある選手が行う重量挙げ競技。パラリンピックでは主に下肢に障がいのある選手が出場する。男女それぞれで体重による10階級に分かれ競技を行う。

photo by Hiroyuki Nakamura

競技用具

持ち上げるバーの重さは20kg。「カラー」と呼ばれる1つ2.5kgの留め具で、「プレート」を装着してバーベルの重さを調節する。

ベンチプレス台は一般のものと違い、頭から足の先まで、全身が乗せられる特殊な構造になっている。一般のベンチプレスとは違い、足を地面に着けずに競技を行う。

おさえておきたいルール

試技は1人1回ずつ順番に行い、3回の試技で最も重いバーベルを挙げた選手が勝者となる。
審判が3人いて、選手の試技が成功かどうかを判定する。2人以上が成功と判定すれば、挙げた重量が記録として認められる。
バーベルを上に挙げられれば全て成功というわけではない。一度、胸までバーを下げた際に目で確認できるくらいピタリと止めること、その後左右同時にまっすぐ挙げることなどが求められる。

photo by AFLO SPORT

ここに注目

ほぼ上半身の力だけで競う競技だが、トップレベルになると自分の体重の2倍以上のバーベルを持ち上げる選手もいる。
1回の試技の時間はおよそ3秒。短い間に凝縮された選手の力や技術、闘志に注目。

photo by AFLO SPORT

<パワーリフティングについて詳しく知りたい方はこちら!>

text by parasapo
illustration by Kazue Shima

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    パワーリフティング

    上肢だけの筋力でベンチプレス

『【パラスポーツ!これだけは知りたい】パワーリフティング』

【パラスポーツ!これだけは知りたい】パワーリフティング