-
- 競技
-
車いすバスケットボール
藤井郁美(車いすバスケットボール)・女子アスリートPHOTO GALLERY BEST SHOOT
HOSONO SHINJI
LADY GO! with letter
女子アスリートPHOTO GALLERY
BEST SHOOT
VOL.5 藤井郁美(車いすバスケットボール)
撮影/細野晋司
パラスポーツの“今”をお届けするスペシャルムック『パラリンピックジャンプ』(「週刊ヤングジャンプ」と「Sportiva」が共同編集/協力:パラサポ)のVOL.3発刊記念スペシャルコンテンツを、パラサポWEBで配信します。
先日行われた日本生命WOMEN’S CHALLENGE MATCH。
オーストラリアと手に汗握る最終決戦!
タイムアップ10秒を切っての郁美ちゃんの
鮮やかな逆転シュートはカメラを持つ手も震えるほど。
そして何より会場の人々の心を一つにした!
そんな郁美ちゃんは、いつ会っても心が穏やかで、豊かで
バランスが取れてる女性です。
前進することは苦しさを伴うけれど、
今までも一歩一歩、乗り越えて来たように、
これからも輝き続けてください。
自分に、家族に、そして日本のスポーツを愛する人のために。
エースが背負う宿命ですね。 頑張って! みんなが郁美ちゃんを応援してるよ!
細野晋司
細野晋司 SHINJI HOSONO
1963年生まれ、岐阜県揖斐川町出身。
http://www.hosonoshinji.com
車いすバスケットボール
下肢などに障がいのある選手が専用の車いすに乗って競技する。コートの大きさ、ゴールの高さ、ボールのサイズなどは一般的なバスケットボールと同じだが、車いすの特性に合わせてダブルドリブルがないこと、ボールを持ったまま3回続けて車いすを漕ぐとトラベリングになることなど一部のルールを変更している。選手には障がいの程度や運動能力によって1.0点~4.5点まで0.5点刻みの持ち点が設定され、コート上の5人の合計を14点以内とすることで障害の重い選手にも出場機会が生まれ公平なメンバー構成で試合が行われる。東京2020パラリンピックでは開催国枠で男女日本代表の出場が決定している。いつも近くで応援してくれる家族へ感謝のメッセージ。
郁美さんから息子蒼空(そら)くんへのお手紙をお届けします。
~配達されない蒼空への手紙~
2014年12月
大きな産声で、元気に産まれてきてくれた蒼空。
赤ちゃんの時はママの胸の上でしか寝なかった蒼空もあっという間に
5歳なんだね…。
自分で出来る事が増えて、随分お兄ちゃんになったね!
ママが、こんなにも沢山バスケットができるのは
蒼空が大きな病気も怪我もせずに元気にいてくれてるからです。
ありがとね。
蒼空はみんなを笑顔にして
ハッピーな気持ちにする力があると思ってる。
それって凄い事、なんだよ。
そして、
そんな蒼空にママも助けられています!
今はママがお家に居ない事が多くてすごく寂しいと思うけど、
ママが居ない間は蒼空がパパの事を助けてあげてね!
蒼空は優しくて、色々気がつくし、そして何より強い子だから大丈夫!
きっと、できるよ!!
仮面ライダーが好きで、
那須川天心が好きで、
闘うのが好きな男の子かと思いきや
打たれ弱く泣き虫な男の子(笑)。
ママは、そんな蒼空が世界で一番大好きだよ。
ママをママにしてくれて
本当にありがとう。
これからも沢山ご飯食べて、大きく強い男の子になってね!
ママより
<藤井郁美:FUJII IKUMI>
1982年11月2日生まれ、神奈川県出身。
[所属]SCRATCH、宮城MAX
[クラス]4.0
[ポジション]フォワード
15歳の時に骨肉腫を発症し、手術して人工関節になる。
20歳で車いすバスケを始め、2006年、日本代表として初めての世界選手権(オランダ)に出場し6位、北京パラリンピックは4位。
2012年に宮城MAXのチームメイトの藤井新悟選手と結婚。
2014年に息子・蒼空が誕生。2020年は日本代表のキャプテン&エースとして期待されている。
「車いすバスケットボール女子リーグ 2019-2020シーズン」開幕中!
詳しくはこちら(外部サイト:JWBF)
photo by SHINJI HOSONO
※本記事は『パラリンピックジャンプ』編集部協力のもと掲載しています。