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アイスホッケー
香取慎吾が見たピョンチャン vol.10 「まず応援してみるといい!誰かに応援されたいなら」アイスホッケー観戦にて
平昌冬季パラリンピックに、2大会ぶりに出場したアイスホッケーの日本は5戦全敗。1勝が遠いまま、最下位の8位で今大会を終えました。それでも、初戦の韓国戦を現場で応援したパラサポ・スペシャルサポーターの香取慎吾さんには充実感がありました。
チームの平均年齢が香取さんの年齢41歳とほぼ同じ。そんなアイスホッケー日本代表の雄姿を目に焼きつけました。
「がんばれ、いけー!初めてみたけど、自然と声が出てしまう。日本の初戦の相手は地元韓国。見ているこちらが心配してしまうほど、スレッジ(そり)や体のぶつかり合いが激しい」
「選手たちは普段とは別人のようだ。初戦の2日前に選手村で選手とお会いしたんです。その時はすごくリラックスしていたのに」
競技は1次リーグから順位決定戦まで、全5試合の長丁場でした。
「気を張り続けていると疲れてしまう、と主将の須藤選手は言っていた。リンクの上では一転、燃えたぎる思いがプレーに出ている」
試合終盤、韓国に2点目を奪われても、香取さんは声援を送り続けます。
「熱く燃えた男たちが、お互いに励まし合っている。すごく重い失点のはずなのに、『まだ、これから。みんなで行こうぜ』と気持ちを一つにしているように見える。がんばれ!」
待ちに待った日本の得点
「得点したのは誰? 高橋選手だ。最初に選手村で会った選手。すごい。みんな大盛り上がり」
「みんな完全アウェーと言っていたけど、聞き慣れた『ニッポン、チャチャチャ』の声援も響いている。日本の応援も相手に負けていないと感じる」
アイスホッケーは、日本から唯一出場した団体競技だけに、香取さんの応援にも熱が入りました。
「人は誰でも褒めて欲しいし、応援して欲しい。ぼくだってそう。だけど、そうしてもらうためには、逆に応援してみることがいいんじゃないかな。して欲しいことを逆にしてあげることで、感じられることがある。すごくすがすがしい気持ちになれました」
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text by Issei Sakakibara / The Asahi Shimbun
photo by Reina Kitamura / The Asahi Shimbun