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The History of Para Atheletes 成田緑夢
2018.03.31.SAT 公開
※本記事は2017年秋、パラスポーツマガジンVol.2に掲載されたものです。
スノーボードをはじめフリースタイルスキー、ヨット、ウェイクボードなど小さい頃からその神童ぶりを発揮
平日はトランポリン教室で子どもたちを指導。スポンサー探しも自分で行い多忙な日々を送る。
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あの選手は誰?
2016年11月、スノーボードの国際大会で初出場ながら4位に入り注目された成田緑夢(なりた・ぐりむ)選手。兄と姉はスノーボードのオリンピアン、自身も幼い頃から複数の競技で結果を残し、2013年に左足を負傷するまではオリンピック出場が期待された天才的アスリートだ。
「医者からは左足は切断かもしれない。今後歩ける確率は20%」、「小さなころからずっと当たり前だった“夢”が断たれてしまった」とその時の心境を語る。
だが、約1年の回復期間を経て、サポーターの応援を力に競技の世界へ帰ってきた。2016-17シーズンは国内外で勝利を重ねたが、まだ「安定感が足りない」という。課題克服のため、夏の間もニュージーランドやチリなど海外合宿に行き、いろんな状況の雪の上を滑る。多様なスポーツ経験をもとに体の使い方を考え、他競技の練習で必要な筋力や感覚を強化していく。パラ陸上やトライアスロンなど夏競技にもチャレンジ。6月に出場した日本パラ陸上選手権では走り高跳び(T44クラス)で自己ベストを更新し、2位に入った。
「平昌ではトップ集団のライバルになるのが目標」
だが、新たな“夢”には、夏のパラリンピック、そしてオリンピック出場と限りがない。もっと、世界が緑夢に注目する日がやってくる!
text by Parasapo
※写真は本人提供
(パラスポーツマガジンVol.2より転載)
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