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カヌー
都心から約1時間半! 土浦のマリーナでカヌーを体験
<パラサポ編集部が行く!>
ナビゲーター
まっちゃん
シリーズ第6回目は、編集部まっちゃんが今年、新たに誕生したパラカヌーの魅力を発信する拠点へ行ってきました。みなさん、カヌーに乗ったことはありますか? 現地レポートをお届けします!
車がなくても、土浦は思ったより近い!
パラサポの大事なミッションにパラリンピック競技団体の基盤強化があります。2018年4月に一般社団法人日本障害者カヌー協会は、パラカヌーの普及啓発を目的とした新拠点をラクスマリーナ(茨城県土浦市)に開設。パラサポは助成事業のひとつとしてカヌーなど拠点準備のための用具購入を支援しました。「障がい者が気軽にカヌーを楽しめる環境を作りたい」と日本障害者カヌー協会が開設した同拠点は、JR土浦駅からは徒歩20分、タクシーだと2メーターほどの霞ヶ浦に唯一あるマリーナ内にあります。車がなくても公共の交通機関で気軽に遊びに行けるので、みなさんも行ってみませんか?
レッツ アウト オン ザ ウォーター!!
ラクスマリーナに到着すると、クルーザー船が出迎えてくれます。
その中に日本障害者カヌー協会のフラッグを発見!
ゆらめくフラッグを目印に歩いていくとパラカヌーの艇庫兼事務所があり、日本障害者カヌー協会の吉田義朗会長が出迎えてくださいました。
艇庫のすぐ先が霞ヶ浦のカヌー乗り場。霞ヶ浦は国内第2位の湖面積を持つ湖というだけあって、とても広いです。
未来のパラリンピアン候補に出会う
カヌー乗り場に行くと車いすの女の子がいました。2016年のリオ大会で初めてパラリンピック正式競技となったカヌーは、肢体不自由者(下肢障がい)などのための競技です。中学3年生の“しおりちゃん”は、4年前に江東区のイベントでカヌーを体験し、初めのうちはレクリエーションとして楽しんでいたそうですが、今は育成選手として練習を重ねているとのこと。“しおりちゃん”こと増田汐里選手がカヌーを始めたキッカケはマイパラ!をチェックしてくださいね。
私たちも挑戦!
この拠点は、日本で唯一のパラカヌー競技艇を誰でも自由に体験できる場所として、また、競技だけでなくレクリエーションとしてのカヌーも体験できる場所として開設されました。つまり、障がいのあるなしにかかわらず、スポーツのセンスがあるなしにかかわらず、年齢や性別にかかわらず、みなさんも乗ってみたかったらチャレンジできるのです!
今回のまっちゃんポイント(MP)は・・・・
カヌーというスポーツは、目線が同じになるということ。
ベテランの吉田会長も。
初めてカヌーを体験したパラサポのメンバーも。
みんなで同じ景色を楽しめる……これがカヌーの醍醐味!!
ぜひ、カヌーの魅力を体験してみてください。カヌーのシーズンは、4月~10月頃までだそうです。
本当に、本当に、楽しい体験でした。日本障害者カヌー協会は、これから地域のサポート体制を構築するための講習会やパラカヌー選手だけでなく健常カヌー選手の練習場所としても活用し、カヌーの様々な魅力を伝える場所にしたいと発表しています。土浦まで来られない場合は、全国各地で開催される体験会に参加してみてください。百聞は一見に如かず!
そして、パラリンピック競技・カヌーの応援もよろしくお願いします。
日本障害者カヌー協会公式サイト
https://www.japan-paracha.org/
photo & text by Parasapo