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栄光を振り返る 東京2020パラリンピック&北京冬季パラリンピック日本代表メダリスト一覧
2021年度は東京2020パラリンピック、北京冬季パラリンピックと、1年の間に夏と冬のパラリンピックが行われた初めての年となった。新型コロナウイルス感染症の拡大により大きな影響を受けたが、両大会で日本代表選手たちは躍動し、社会と私たちに大きな足跡を残した。本記事では、東京と北京両大会の日本代表メダリストを一挙紹介。その栄光を改めて振り返りたい。
東京2020パラリンピック特設サイトはこちら→https://www.parasapo.tokyo/paralympic/2020about
北京冬季パラリンピック特設サイトはこちら→https://www.parasapo.tokyo/paralympic/beijing2022
<東京2020パラリンピック>
車いすテニス:金1 銀1 銅2
日本代表選手団の主将で、北京大会とロンドン大会の覇者・国枝がリオ大会で逃した金メダルを奪還。上地は初の決勝進出を果たし銀メダルを獲得。ダブルスでも日本選手が活躍した。
国枝慎吾 男子シングルス金メダル
上地結衣 女子シングルス銀メダル 女子ダブルス銅メダル
大谷桃子 女子ダブルス銅メダル
菅野浩二 クアードダブルス銅メダル
諸石光照 クアードダブルス銅メダル
車いすバスケットボール:銀1
男子日本代表が歴史的な大躍進。予選から快進撃を続け、決勝ではアメリカと互角の勝負を繰り広げた。銀メダル獲得は日本の車いすバスケットボール界過去最高の快挙。SNSでの応援も盛り上がりを見せた。
男子日本代表(赤石竜我、秋田啓、岩井孝義、川原凜、香西宏昭、髙柗義伸、鳥海連志、豊島英、藤澤潔、藤本怜央、古澤拓也、宮島徹也) 銀メダル
車いすラグビー:銅1
金メダル候補だった日本代表は準決勝でイギリスにまさかの敗戦を喫した。世界一の道が絶たれ涙を流したが、3位決定戦では宿敵・オーストラリアに勝利。2大会連続となる銅メダルを獲得した。
日本代表(池透暢、池崎大輔、今井友明、小川仁士、倉橋香衣、島川慎一、中町俊耶、乗松聖矢、橋本勝也、長谷川勇基、羽賀理之、若山英史) 銅メダル
ゴールボール:銅1
女子日本代表は銅メダルをかけた一戦でブラジルに快勝し、2大会ぶりのメダルを獲得。ロンドン大会の金メダルメンバーから若手にバトンをつないだ。
女子日本代表(浦田理恵、欠端瑛子、高橋利恵子、天摩由貴、萩原紀佳、若杉遥) 銅メダル
自転車競技:金2
エース・杉浦佳子が初のパラリンピックで二冠達成。「ロードの女王」の異名に違わぬ活躍を見せた。50歳での金メダル獲得は日本選手最年長記録。
杉浦佳子 女子ロードレース(C1-3)金メダル 女子ロードタイムトライアル(C1-3)金メダル
柔道:銅2
男女ともに若手がメダルを獲得。日本の新エースと目される初出場の瀬戸勇次郎は準々決勝で敗れるも、敗者復活戦、3位決定戦と連続の一本勝ち。小川和紗は体格差をはね返し、競技最終日に柔道女子唯一のメダルをもたらした。
小川和紗 女子70kg級銅メダル
瀬戸勇次郎 男子66kg級銅メダル
水泳:金3 銀7 銅3
当時14歳、日本代表選手団最年少の山田美幸が大会初日に第一号となるメダル獲得で口火を切ると、ベテランの鈴木孝幸が5種目で表彰台に上がる大活躍を見せる。山口尚秀は自身の世界記録を更新して金メダル獲得の快挙。エース・木村敬一は富田宇宙とのワンツーフィニッシュで悲願の金メダルを獲得し、表彰台で涙を流した。
鈴木孝幸 100m自由型(S4)金メダル 50m自由型(S4)銀メダル 200m自由型(S4)銀メダル 150m個人メドレー(SM4)銅メダル 50m平泳ぎ(SB3)銅メダル
木村敬一 100mバタフライ(S11)金メダル 100m平泳ぎ(SB11)銀メダル
山口尚秀 100m平泳ぎ(SB14)金メダル
富田宇宙 100mバタフライ(S11)銀メダル 400m自由型(S11)銀メダル 200m個人メドレー(SM11)銅メダル
山田美幸 50m背泳ぎ(S2)銀メダル 100m背泳ぎ(S2)銀メダル
卓球:銅1
車いす・立位・知的障がいカテゴリーで計11人の日本代表を送り出した卓球は、ベテラン・伊藤槙紀が銅メダルを獲得。自身初のメダルであるとともに、卓球の知的障がいクラスでは日本初のメダルとなった。
伊藤槙紀 女子シングルス(C11)銅メダル
トライアスロン:銀1 銅1
母国開催のパラリンピックで2人のメダリストが誕生。宇田秀生が獲得した銀メダルは、オリンピックも含め日本トライアスロン界史上初のメダル。米岡聡も視覚障がいクラスの第1号として歴史に名を刻んだ。
宇田秀生 男子PTS4銀メダル
米岡聡 男子PTVI銅メダル
バドミントン:金3 銀1 銅5
バドミントンは東京大会から採用となった新競技。女子シングルス・ダブルスで二冠達成の里見紗李奈、男子シングルス金・ダブルス銅の梶原大暉が各種目の初代王者に。ふたりの若手に負けじと、ベテランも奮起し、日本勢が連日の活躍を見せた。
里見紗里奈 女子シングルス(WH1)金メダル 女子ダブルス(WH1-2)金メダル
梶原大暉 男子シングルス(WH2)金メダル 男子ダブルス(WH1-2)銅メダル
山崎悠麻 女子ダブルス(WH1-2)金メダル 女子シングルス(WH2)銅メダル
鈴木亜弥子 女子シングルス(SU5)銀メダル 女子ダブルス(SL/SU)銅メダル
杉野明子 女子シングルス(SU5)銅メダル 混合ダブルス(SL/SU)銅メダル
伊藤則子 女子ダブルス(SL/SU)銅メダル
藤原大輔 混合ダブルス(SL/SU)銅メダル
村山浩 男子ダブルス(WH1-2)銅メダル
ボッチャ:金1 銀1 銅1
エース・杉村英孝が冷静な投球でリオ大会金メダリストを破り、ボッチャ個人種目で初の金メダル。他選手も奮起し、ペア、チームでもメダルを手にして過去最高の成績を収めた。テレビ放送の解説で生まれた「ビッタビタ」という言葉も話題となった。
杉村英孝 混合個人(BC2)金メダル 混合チーム(BC1-2)銅メダル
河本圭亮 混合ペア(BC3)銀メダル
高橋和樹 混合ペア(BC3)銀メダル
田中恵子 混合ペア(BC3)銀メダル
中村拓海 混合チーム(BC1-2)銅メダル
廣瀬隆喜 混合チーム(BC1-2)銅メダル
藤井友里子 混合チーム(BC1-2)銅メダル
陸上競技:金3 銀3 銅6
佐藤友祈が有言実行の二冠達成。トラック種目では和田伸也、上与那原寛和らベテランが躍動し、初出場の大矢勇気、唐澤剣也も実力を発揮した。新種目ユニバーサルリレーも着順4位ながら上位の失格により銅メダルを獲得。マラソンでも好記録が相次ぎ、道下美里はパラリンピック新記録で金メダル、堀越信司、永田務が銅メダルを手にした。
佐藤友祈 男子1500m(T52)金メダル 男子400m(T52)金メダル
道下美里 女子マラソン(T12)金メダル
和田伸也 男子1500m(T11)銀メダル 男子5000m(T11)銅メダル
大矢勇気 男子100m(T52)銀メダル
唐澤剣也 男子5000m(T11)銀メダル
上与那原寛和 男子1500m(T52)銅メダル 男子400m(T52)銅メダル
大島健吾 混合4×100mユニバーサルリレー銅メダル
澤田優蘭 混合4×100mユニバーサルリレー銅メダル
鈴木朋樹 混合4×100mユニバーサルリレー銅メダル
高松佑圭 混合4×100mユニバーサルリレー銅メダル
堀越信司 男子マラソン(T12)銅メダル
永田務 男子マラソン(T46)銅メダル
<北京冬季パラリンピック>
アルペンスキー:金3 銀1 銅2
東京大会は陸上競技に出場した村岡桃佳が、冬の北京大会で大活躍。金メダル1つを含む5個のメダルを手にした前回を上回る、金メダル3個の偉業。日本のパラアルペンスキーの第一人者・森井大輝は悲願の金メダルはならずも、2種目で銅メダルを獲得した。
村岡桃佳 女子滑降(座位)金メダル 女子スーパー大回転(座位)金メダル 女子大回転(座位)金メダル 女子スーパー複合(座位)銀メダル
森井大輝 男子滑降(座位)銅メダル 男子スーパー大回転(座位)銅メダル
クロスカントリースキー:金1
期待の若手・川除大輝が冬季パラリンピック最年少21歳で見事金メダルを獲得。7大会連続出場のレジェンド・新田佳浩からバトンをつないだ。
川除大輝 男子20kmクラシカル(立位)金メダル
text by parasapo