【6~7月のパラスポーツ注目大会】パリパラ出場権獲得の瞬間を見逃すな!

【6~7月のパラスポーツ注目大会】パリパラ出場権獲得の瞬間を見逃すな!
2023.06.01.THU 公開

パリ2024パラリンピックまであと1年少し。いよいよ出場枠をかけ、負けられない戦いに挑むのが車いすラグビーだ。ホーム開催をアドバンテージに、パリ行きの切符を手中に収められるか目が離せない! 陸上競技自転車競技水泳は、パリでメダルを狙える選手たちを直接応援できるチャンス!

各大会のスケジュールはこちらでチェック!

【2023年6~7月のパラスポーツ注目大会】

1.国内トップクラスの選手たちが競演
【陸上競技】2023ジャパンパラ陸上競技大会

2.各カテゴリーの日本一決定戦!
【自転車競技】 日本パラサイクリング選手権・ロード大会

3.パリ行き切符ゲットなるか!?
【車いすラグビー】三井不動産 2023 ワールド車いすラグビー アジア・オセアニア チャンピオンシップ

4.知的障がい水泳の国内最高峰!
【水泳】2023 年度 第26回日本知的障害者水泳競技大会


国内トップクラスの選手たちが競演

【陸上競技】
2023ジャパンパラ陸上競技大会

4月の日本選手権で約20年ぶりに国内で敗れたベテラン山本篤(右)らの奮起にも期待(写真は、2022ジャパンパラ陸上競技大会)

国内最高峰と称される大会の一つで、東京2020パラリンピックのメダリストも複数参戦する。前回の「2022ジャパンパラ陸上競技大会」では、世界新2、アジア新10、日本新20、大会新36と合わせて68もの新しい記録が生まれた。さらなる新記録誕生も期待したいが、ライバル対決や師弟対決など、最後の最後まで結果がわからない激しい競り合いにも注目だ。また、パリパラリンピックの予選を兼ねる7月の「パリ2023世界パラ陸上競技選手権大会」に出場予定の選手たちにとっては、ジャパンパラで好成績を残し、弾みをつけたい気持ちもあるだろう。選手たちのより熱い戦いが見られるはずだ。

注目選手:齋藤由希子、佐藤友祈石田駆 など
開催日:2023年6月10日(土)~11日(日)
開催場所:岐阜メモリアルセンター 長良川競技場(岐阜県岐阜市)
入場料:無料


各カテゴリーの日本一決定戦!

【自転車競技】
日本パラサイクリング選手権・ロード大会

東京パラリンピック2冠の杉浦佳子(写真は、2022全日本パラサイクリング選手権・ロード大会)

健常者の「全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース」と同時開催。注目は、前回の個人タイムトライアル(男子C1-5)1位の藤田征樹、2位の川本翔大のほか、同じく前回大会1位(女子C2-3)で、2022年にアルカンシェルを獲得している杉浦佳子らベテラン勢の走り。また、トライシクルやハンドバイクが見られるのもロードならではの魅力だ。アップダウンが続くコースだけに、駆け引きも見逃せない!

注目選手:藤田征樹川本翔大木村和平 など
開催日:2023年6月22日(木)~25日(日)
開催場所:静岡県・日本サイクルスポーツセンター(静岡県伊豆市)
入場料:無料


パリ行き切符ゲットなるか!?

【車いすラグビー】
三井不動産 2023 ワールド車いすラグビー アジア・オセアニア チャンピオンシップ

世界一のプレーヤーと言われるライリー・バット(右)を封じ込めることができるか
(写真は、車いすラグビーワールドチャレンジ2019)

国内で観戦できる数少ないパラリンピック予選。パリで金メダルを狙う日本代表にとって、パリパラリンピックの出場権1枠を決める非常に重要な戦いとなる。優勝チームがパリ切符を獲得するとあって、決勝戦は死闘が繰り広げられること間違いない。出場国は、オーストラリア(世界ランキング2位)、日本(同3位)、ニュージーランド(同8位)、韓国(同15位)。なかでもカギとなるのが、2022年の世界選手権チャンピオン・オーストラリアとの試合だ。タフな試合展開を接して日本が優勝すれば、団体競技の日本代表としてはパリ行き一番乗りとなる。大会のテーマカラーであるジャパンレッドのTシャツを購入すると、特典も受けられる。真っ赤に染まる会場で、歓喜の瞬間に立ち会おう!
※世界ランキングは2023年5月時点。

注目選手:池透暢羽賀理之若山英史 など
開催日:2023年6月29日(木)~7月2日(日)
開催場所:東京体育館(東京都渋谷区)
入場料:無料 ※7月1日(土)、7月2日(日)のアリーナ座席は専用Tシャツ購入者限定


知的障がい水泳の国内最高峰!

【水泳】
2023年度 第26回日本知的障害者水泳競技大会

女子のエースに成長した芹澤美希香(写真は、日本知的障害者選手権新春水泳競技大会)

横浜国際プールで行われる日本選手権で、知的障がい選手、ダウン症選手、デフ選手が参加する。知的障がい水泳では国内屈指の大会として知られ、国際大会に派遣される選手選考の参考資料にもなることから、“日本代表への登竜門”になる。前回大会は281名が参戦し、世界新2、アジア新3、日本新6、大会新6が誕生した。とくに注目の選手は、男女のエース山口尚秀と木下あいら。両者は、4月29日から5月1日までシンガポールで開催されたワールドシリーズで複数のメダルを獲得する活躍を見せている。7月に開催される「マンチェスター2023WPS世界選手権」を控えるなかで、さらに進化した泳ぎを見せてくれるだろう。

注目選手:山口尚秀、木下あいら、芹澤美希香 など
開催日:2023年7月2日(日)
開催場所:横浜国際プール(神奈川県横浜市)
入場料:無料


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※各大会の出場選手は未定です。ここでは現時点で出場が見込まれる選手を注目選手としてピックアップしています。

text by TEAM A
photo by X-1

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