斎藤工らが審査「パラスポーツ絵画・作文コンテスト2017」受賞作品を発表

斎藤工らが審査「パラスポーツ絵画・作文コンテスト2017」受賞作品を発表
2017.11.30.THU 公開

11月29日、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)は、「パラスポーツ絵画・作文コンテスト2017」の受賞作品を発表した。

多くの作品から受賞作を選出した
多くの作品から受賞作を選出した

パラスポーツやパラアスリートの魅力をより深く知り、さらには障がい者理解やインクルーシブな社会の実現へとつなげたいーー。そんな思いから本コンテストは誕生した。

「実際に競技会場に足を運んでもらい、皆さんが感じたことを表現して応募してもらうことで、何らかのアクションにつなげたいと考えたのが始まりでした。現に生で競技を観たり、体験したりしたことを表現した作品が多く集まりました」(パラサポの推進戦略部プロジェクトリーダー前田有香)

応募作の題材は競技のバリエーションに富んでいたのが特徴で、障がいのある当事者からの応募も多かった。

会場に行きたくなる、エネルギーに溢れた作品の数々

タレントの山里らも特別審査員として参加
タレントの山里らも特別審査員として参加

応募者がパラスポーツやパラアスリートから感じたこと、自身の体験や気づきなどを見事に表現した作品が揃った。

11月1日に行われた審査会で、絵画部門の特別審査員を務めた俳優・フィルムメーカーの斎藤工は、「エネルギーに溢れた作品が多く、かなり皆で迷いました」と審議に頭を悩ませたとを明かす。

作文部門の特別審査員を務めた南海キャンディーズの山里亮太は、「書いた皆の『パラスポーツの楽しさを知ってほしい』という気持ちが溢れてました! 読んでるだけで会場に行きたくなるものばかりだった」と語り、応募作の数々は審査員をうならせた。

また、審査員で1998年の長野パラリンピック金メダリストのマセソン美季は「以前はパラリンピックという言葉さえ知られていなかったけれど、作品を通じ、応募者の方が実際にいろいろな競技を目にしたり体験したりして身近に感じてくれているのだと知ることができうれしく思う」と話し、たくさんの応募に感謝の意を表した。

新国立競技場建設現場での掲示がスタート!
新国立競技場建設現場での掲示がスタート!

本コンテストは、来年度も実施予定で、募集要項などは当ウェブサイトにて発表する予定だ。

 なお、今年度の受賞作品は受賞作品ページで見られるほか、東京パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場建設現場仮囲い(青山門・聖徳記念絵画館側)にて、3月31日まで展示している。

text&photos by Parasapo

◆「パラスポーツ絵画・作文コンテスト2017」概要

【主催】
日本財団パラリンピックサポートセンター
【後援】 スポーツ庁、独立行政法人日本スポーツ振興センター、朝日新聞社
【テーマ】 パラスポーツの体験・観戦、イベント参加、国内外のパラアスリートの著書や記事、報道から感じたこと、自身の体験を絵画または作文で表現
【応募部門】 絵画部門・作文部門の2部門
【応募期間】 2017年7月19日(水)~9月29日(金)
【応募資格】
※絵画部門・作文部門共通
A:小学生*特別支援学校小学部を含む
B:中学生*特別支援学校中学部を含む
C:一般(高校生以上)*特別支援学校高等部を含む
【審 査】
※「パラスポーツ絵画・作文コンテスト2017」事務局、および以下の審査委員会により審査
・山脇康 日本財団パラリンピックサポートセンター会長
・小澤直 日本財団パラリンピックサポートセンター常務理事
・マセソン美季 長野パラリンピック金メダリスト
・根木慎志 シドニーパラリンピック車いすバスケットボール日本代表キャプテン
・田口亜希 ロンドンパラリンピック射撃日本代表
・斎藤工 俳優・フィルムメーカー(絵画部門特別審査員)
・山里亮太 南海キャンディーズ(作文部門特別審査員)
・樋口太(朝日新聞社オリンピック パラリンピック・スポーツ戦略室長)
【表 彰】 1)大賞 絵画・作文部門 A~Cそれぞれ1作品(計6点) オリジナル図書カード1万円分
(2)朝日新聞社賞(絵画・作文部門より各1点) 全国百貨店共通商品券1万円分
(3)佳作 絵画部門(計4点) 作文部門(計2点) オリジナルグッズ
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