2026年はイタリアで開催! ミラノ・コルティナ2026パラリンピック早わかりナビ

2026年はイタリアで開催! ミラノ・コルティナ2026パラリンピック早わかりナビ
2025.03.05.WED 公開

2026年の冬季パラリンピックは、イタリア北部のミラノとコルティナ・ダンペッツォで開催されます。

ここでは、1年後に迫ったミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会の基本情報をお届けします。

コルティナにあるモニュメントは、撮影スポットになっています
photo by REUTERS/AFLO

パラリンピックの開会式は五輪の1ヵ月後!

ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会は、現地時間の2026年3月6日(金)に開会式が行われ、15日(日)に閉会式を迎えます。今大会は、車いすカーリングの予選が開会式に先立って4日(水)にスタート。12日間にわたって熱戦が繰り広げられます。

なお、第25回オリンピック冬季競技大会(2026/ミラノ・コルティナダンペッツォ)は、2026年2月6日(金)に幕を開け、22日(日)に閉幕。五輪の開会式から1ヵ月後にパラリンピックが始まるというわけです。

基礎知識:
日本からの時差はマイナス8時間(サマータイム実施期間はマイナス7時間)。パリ2024パラリンピック同様深夜の応援になりそうです。

複数都市で行われる「広域開催」

イタリアで開催されるパラリンピックは、2006年のトリノ大会以来。今大会は「広域開催」が最大の特徴で、ミラノとコルティナは416kmも離れています。

開会式はヴェローナで開催されます

<コルティナ地区>
アルペンスキー
車いすカーリング
スノーボード

世界自然遺産の山塊「ドロミテ」の東側に位置するコルティナ。スキーシーズンは世界中からスキー客が集まり、高級リゾートとしてに賑わいを見せています
photo by REUTERS/AFLO

<ヴァル・ディ・フィエンメ地区>
クロスカントリースキー
バイアスロン

クロスカントリースキーとバイアスロンは、ヴァル・ディ・フィエンメ地区の中心にあるテーゼロの会場で行われます
photo by REUTERS/AFLO

<ミラノ地区>
アイスホッケー

フィレンツェ、ミラノ、ローマ、ヴェネツィアと並ぶ観光都市ミラノ。その中心に位置する大聖堂(ドゥオモ)は圧倒的な存在感を放っています
photo by REUTERS/AFLO

2026年のオリンピック・パラリンピックに向けて新設されたのは、ミラノのアイスホッケー会場のみ。原則、既存の施設が使用されます。

地中海に面した長靴形のイタリア。地図上の大きな島はバカンスで知られるシチリア島とサルディーニャ島ですが、今大会は北部で開催されます

新種目は1つ

ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会は、約45の国と地域から665人のアスリートが集結し、合計6競技が実施されます。

メダルイベントは前回から1つ増えて79種目に。車いすカーリングのミックスダブルス(男女混合2人制)が初めて行われます。

コルティナのカーリング会場は、1956年大会で使用されたアリーナをリニューアル
photo by REUTERS/AFLO

エンブレムとマスコットは?

大会エンブレムは、暦の「26」が一筆書きで描かれているシンプルなデザイン。マスコットは、オコジョをモチーフとした「ティナ」(Tina)と「ミロ」(Milo)。お腹にパラリンピックのシンボルマークをつけるミロは生まれつき片足がなく、尻尾を使って歩きます。

ミラノのドゥオモ広場に設置されているカウントダウンクロック
photo by AP/AFLO

ティナ(左)はコルティナ、ミロ(右)はミラノにちなんで名づけられたそうです
photo by REUTERS/AFLO

豆知識:
1956年のコルティナ・ダンペッツォオリンピックは、アルペンスキーの猪谷千春氏が冬のオリンピックで日本選手初のメダリストになったことで知られています。猪谷氏は日本障害者スキー連盟会長を務めていたこともあります。

2024年12月のクリスマスシーズン、現地はミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会の装飾で彩られていました
photo by REUTERS/AFLO

※本記事は大会組織委員会WEBサイトなどの情報をもとに作成しています(最終更新:2025年3月2日)。

text by TEAM A
key visual by REUTERS/AFLO

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『2026年はイタリアで開催! ミラノ・コルティナ2026パラリンピック早わかりナビ』