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i enjoy ! パラスポーツパークに2500人が来場。初めての車椅子バスケットボールやレーサーに大盛り上がり
リオパラリンピック閉幕直後の9月24日から2日間にわたって、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)は「i enjoy ! パラスポーツパーク」をオープンした。東京ビッグサイトで開催された旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2016」内で行われた同イベントには、2日間で延べ2500人が来場。テレビや新聞でリオパラリンピックを目にしたが、実際に見たり、体験したりしたことがない人がほとんどで、子どもも大人も初めてのパラスポーツ体験や現役パラアスリートによる生のプレーに興奮した様子だった。
通りがかりの人や「ツーリズムEXPOジャパン」に訪れていた人が多く訪れた。競技用の車いすを操作して特設コートを動き回る車椅子バスケットボール、誰でもできるユニバーサルスポーツとしても注目度の高いボッチャにチャレンジするコーナーは毎回、大盛り上がり。開始時間になると受付していた参加者が続々と集まり、簡単な車いす操作を覚えることからスタートし、ミニゲームにチャレンジした。パラアスリートのデモンストレーションに驚いたり、車いすを進めることで笑顔を見せたり、くるくると表情を変える子どもたちの姿も印象的だった。
i enjoy ! パラスポーツパークで最も人気だったのが、車椅子バスケットボールとビームライフル体験だ。
車椅子バスケットボールは、申し込む人が続出し、改めて人気の高さをうかがわせた。
ビームライフルは許可がなくても気軽に射撃を楽しめるスポーツで、パラリンピック競技のエアライフルと同じ10m先の標的を狙い、得点を競う。ロンドンパラリンピック射撃日本代表の田口亜希氏も会場に訪れ、参加者に直接指導。体験した40代の女性は「選手と話ができて、身近に感じました。子どもたちにもいろいろ体験させたい」と満足そうに話していた。
また、夏のパラリンピックの花形である陸上競技、車いすレーサーの体験コーナーも終始、順番待ちの列が途絶えなかった。トップ選手は時速30㎞以上で走るといわれているが、この日は時速18㎞を出したツワモノも登場し、スタッフとハイタッチを交わして喜ぶなど、盛り上がりを見せた。
同ブースには、自転車やトライアスロンで使用するハンドバイクの体験コーナーも。実際に体験した10代の学生は「今回は陸上競技だけの体験だったけど、障がい者スポーツにとても興味を持てた。ぜひテレビなどで障がい者スポーツを見たいと思いました」とコメントした。
また、会場を訪れた30代の会社員の女性は「2020年までに、このような機会をいっぱい増やしてください」と熱望。来場者からは今回、体験コーナーを設けた車椅子バスケットボ―ルのほかに、ブラインドサッカーやウィルチェアーラグビー、車いすテニスなども「やってみたい」との声が聞かれた。
text&photos by Parasapo