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馬術
【日本代表選手名鑑・番外編】馬術・日本代表“馬名鑑”|東京2020パラリンピック
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8月26日から30日の日程で行われる馬術は、パラリンピックで唯一、動物が出場する競技だ。日本代表チームの三木則夫監督は、かねてより「強豪のヨーロッパ勢に引けを取らない、いい馬に乗れる喜びがある」と語っている。ここでは各選手が騎乗する日本代表馬を紹介したい。
チャーマンダー号(宮路満英)
チャーマンダー号は2007年生まれの14歳。鹿毛の一種でセン馬(*1)オランダウォームブレッド種(*2)。オランダでトレーニングを行なってきた。コンビ初戦は2020年1月に行われたオランダ・ゲーネマイデン大会で、チームテスト67.929%、インディビジュアルテスト68.627%のポイントを獲得。また、パラリンピック直前の大会として今年6月にオランダ・クローネンベルグ大会ではチームテスト63.889%、インディビジュアルテスト64.755%を獲得した。
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photo by JRAD
ハッシュタグ号(吉越奏詞)
ハッシュタグ号は2012年生まれで9歳。黒鹿毛のセン馬でオランダウォームブレッド種。オランダでトレーニングを行なってきた。2021年6月のオランダ・クローネンベルグ大会で初コンビを組むこととなり、ここでチームテスト69.444%、インディビジュアルテスト67.402%を獲得。これは今回出場する日本選手の中で最高得点となった。若いコンビがその勢いを持ったままパラリンピックに臨む。
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photo by JRAD
エクスクルーシブ号(稲葉将)
エクスクルーシブ号は2009年生まれで12歳。鹿毛のセン馬でオランダウォームブレッド種。オランダでトレーニングを行ってきた。パラ馬術強化対策事業で2019年12月のマッチング合宿を経て2020年1月にオランダ・ゲーネマイデン大会で初コンビを組んだ。その大会においてチームテスト64.706%、インディビジュアルテスト63.456%で、2021年1月のクローネンベルグ大会も稲葉とともに参戦した。
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photo by JRAD
ヒュゼット ビーエイチ号(高嶋活士)
ヒュゼット ビーエイチ号は2012年生まれの9歳。鹿毛の牝馬でオランダウォームブレッド種。オランダでトレーニングを行ってきた。2021年6月のオランダ・クローネンベルグ大会で初コンビを組むこととなり、ここでチームテスト64.500%、インディビジュアルテスト62.886%を獲得。最終の選考会でこれまでのランキングを逆転する成績を挙げ、その勢いを持ったまま東京パラリンピックに挑む。
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photo by JRAD
*1 睾丸を取り除き去勢手術を行った馬
*2 オランダ王立公認の血統登録をされた馬(KWPNとして表記される)
text by TEAM A
↓東京2020パラリンピック・団体競技の選手名鑑はこちら
https://bit.ly/3gekoez